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電験3種の認定取得という裏技を徹底解説【資格のとり方は2種類です】

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国家資格である電験3種の話です。
そのなかでも今回は資格の認定取得について説明していきます。

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電験3種の資格をこれからとる人電験3種の資格の取り方を知りたい。認定取得について詳しく知りたい。認定取得を申請する手順を知りたい。あと、ついてでに試験での取得と認定での取得に何か違いがあったら教えて欲しいな~。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • 電験3種の資格のとり方

  • 認定取得を詳しく説明します

 

ぼくは、建設業で働くサラリーマンとして働きながら、電験3種の試験に合格することができました。

認定取得ができなかったため試験に合格し、資格を取得しました。実際に電験3種を持ち、2種類の取得方法を調べているからこそ一歩踏み込んでコメントできます。

ここでは、電験3種の資格のとり方、特に認定取得について知ってもらえたらと思っています。

 

電験3種の資格のとり方

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電験3種の資格のとり方は大きく分けて2種類あります。

これは、電気事業法で定められたものであるからです。具体的には次の2種類です。

  • 試験で取得する方法

  • 認定で取得する方法

 

大きな違いは、試験が”あり””なし”です。試験がないほうが良いと思ったかもしれませんが、そんな単純な話ではありません。

そのあたりは、この後に詳しく説明していきますね。

 

試験で取得する方法

電験3種は、試験に合格すれば取得できます。試験は、(一財)電気技術者試験センターにて行われ、「電気」のプロフェッショナルとして、知識があるか確認されます。

ただし、比較的に難しい資格なので、ちゃんと勉強しないと合格できません。

試験の難しさや合格率などは別のブログで紹介するつもりなので、書いた際は参考にしてください。

 

認定取得は申請だけでOK

認定取得は、試験を受けることなく、申請だけで資格を取得する方法です。

認定での取得は試験がないという点では、資格の取得方法としては楽ですが、いろいろな条件が満足しないと申請するができません。

認定で取得するための条件は、この後に説明しますが、卒業している学校とかも条件に入ってくるので、既に手遅れな場合も多々でてくるかと思います。

その場合は、認定の取得は諦めて、試験の勉強に全力を尽くしましょう。

 

※諦めて試験勉強を進める方向け

まず電験3種試験の難易度を知ることがスタートです。試験の難しさや勉強時間の目安を知らないまま勉強を始め、合格できるレベルに全く達しないような勉強をしても時間のムダですから、、。

電験3種の難易度は勉強する前に確認すべき【一発合格は難易度が高い⁉】 - 地味な投資で食っていく、社畜サラリーマンのブログ

 

認定取得を詳しく説明します

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電験3種を認定で取得するために、確認すべき内容は、大きく3つあります。確認内容は次のとおり。

  • 認定校の卒業が最初のハードル(認定校一覧)

  • 認定校を卒業しただけではダメ!(履修科目が大切です)

  • 実務経験も必要です

 

見てもらうと分かるとおり、それぞれの条件を満足できるタイミングが違ってきます。

ここで言うタイミングとは、自分の意志で、電験3種の認定取得の条件を満足させられるという意味で書いています。

  • 【学校の入学前~入学後】認定校の卒業が求められるから

  • 【学校の入学後~卒業前】認定校のなかで決められた科目を履修する必要があるから

  • 【卒業前~就職後】建物の運営管理などの実務経験が必要だから

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確認すべき内容やタイミングが分かったと思うので、それぞれを詳しく説明してきますね。

 

①認定校の卒業が最初のハードル(認定校一覧)

電験3種の認定をうけるには、経済産業省が定めた、認定校を卒業しなくてなりません。認定校は、工業高校をはじめ、大学や専門学校が指定されています。

また認定校として指定されている学校は、全国で400校ほどあるので、意識はしていなかったけど、実は指定されていたということは良くある話です。

詳しくは、経済産業省のホームページに書かれています。

経済産業省のホームページは、こちら

電験3種の認定校一覧は、こちら

 

②認定校を卒業しただけではダメ!(履修科目が大切です)

電験3種の認定をうけるには、認定校の定められた電気系の科目を履修しているか確認しなければなりません。

必須とされている科目もあるなか、全部で40単位ほど必要なってきますので、気になる方は、全国の産業保安監督部のホームページ(リンク)を確認してください。

 

③実務経験も必要です

指定されて認定校で、決められた科目を履修できていれば、あとは実務経験だけです。実務経験で押さえておくポイントは、実務の内容と期間です。

なぜなら、両方ともに満たさないと電験3種の認定を受けるための実務経験とならないからです。

具体的に次のとおり。

  • 実務内容|電圧500ボルト以上の電気工作物の工事、維持、運用

  • 実務期間|1年以上

 

こんな感じです。

つまり、電気設備の工事や建物の運用を1年経験すればOKです。

 

ビルメン(ビルメンテナス)での経験が生かせる

電験3種の認定をうけるための実務経験は、ビルメンとしての経験でもOKです。

なぜなら、実務経験を満足する内容として、電圧500ボルト以上の電気工作物の運用も含まれているので、運用=ビルメンとなり、全く問題ないからです。

逆に、認定校で定められた科目を履修していて、実務経験だけ満足できない場合は、転職を考えても良いかもしれません。

なぜなら、電験3種の資格を持っていると、転職で有利に働くことが多く、働く条件も比較的にめぐまれることが多いです。

電験3種を持っていればの話では?と思われたかもしれませんが、認定校で定められた科目を履修していれば、あとは実務経験だけなので、仮に転職先で実務を経験できれば、電験3種の資格を約束されたようなものです。

転職条件に電験3種とある求人もたくさんありますが、これまで説明してきた内容を転職エージェントに相談すれば、転職先の採用担当者も動いてくれることもあると思います。

自ら良い条件を勝ち取っていく姿勢が大事であり、その気持ちは必ず転職エージェントや採用担当者にも伝わると思いますよ。まずは、電験3種が条件となっている求人を確認してみても良いかと。

 

資格を認定取得するため申請の手順を紹介します

電験3種の認定取得の条件を満たしていることが確認できたら、あとは申請するだけです。

具体的なステップは次のとおり。

 

試験はないので、実務経歴の証明書を書いて、申請するだけです。

実務経歴証明書は、全国の産業保安監督部のホームページから申請書をダウンロードできます。

 

試験取得と認定取得は、資格を保持してから違いはあるの?

電験3種の資格を保持したら、試験で取得しようが、認定で取得しようが違いは全くなしです。

なので、電験3種の認定取得を受けられる場合は、出来るだけ、試験取得ではなく認定取得で資格を取ってしまいましょう。

ちなみに、免状を申請すると、「第3種電気主任技術者免状」と書かれた、経済産業大臣印のあるA4サイズの用紙が貰えます。

 

まとめ:試験の難易度は高めなので、認定取得を目指すべき

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これまで電験3種の認定取得について説明してきましたが、まだ間に合う方は積極的に認定取得に必要な3つの条件を満足させましょう。学校で同じ勉強をするなら、資格の取得に繋がるような科目を選ぶべきですからね。

認定取得の条件にどうしても満足できないのであれば、諦めて試験の勉強を始めましょう。試験の勉強は、試験概要や試験の難易度を知ることが勉強のスタートなるかと。

電験3種の難易度は勉強する前に確認すべき【一発合格は難易度が高い⁉】 - 地味な投資で食っていく、社畜サラリーマンのブログ

 

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電験3種の資格取得までの流れを知りたい方はこちら】

 

はいっ、今回は以上です。