国家資格である消防設備士の話です。
そのなかでも今回は消防設備士の甲種5類の難易度について説明していきます。
消防設備士試験の他種類について知りたいかたは、僕の別のブログで紹介しているので良かったら参考にしてください。
消防設備士試験の甲種5類を受験するか迷っている人「甲種5類の試験の難易度を知りたい。甲種5類と乙種5類ではどちらを受験するべきか知りたい。あと、ついでに甲種5類はどんな人が受験するか教えて欲しい。」
こういった疑問に答えます。
✔本記事の内容
ぼくは、建設業で働くサラリーマンとして働きながら、消防設備士試験の甲種5類に合格することができました。
合格した他の種類としては、甲種1類と甲種4類の資格に合格してます。色々な種類の消防設備士試験に合格しているからこそ分かりやすくコメントできます。
ここでは、消防設備士資格の甲種5類の難易度について知ってもらえればいいな~と思っています。
甲種5類の難易度は比較的に易しい
甲種5類の試験は、他の消防設備士試験と比べると、比較的に易しいです。
なぜなら、甲種5類の試験と他の消防設備士試験を比べると、合格率を高いことから合格しやすいと判断できるからです。
試験元か公表している消防設備士甲種の合格率は次のとおりです。
試験元が公表している過去の試験データによると、甲種2類の次に合格率が高くなっているのが分かるかと思います。
また甲種1類の資格が最も合格率が低く、それ以外の甲種の資格は同じような合格率となっています。
つまり、消防設備士試験は、甲種1類の試験が難しく、それ以外の甲種試験は同じくらいの難しさと合格率から読み取れます。
公表されている合格率より、実は低い
さきほど試験元から公表されている合格率を説明しましたが、本当の合格率は、もっと低いです。
なぜなら、公表されている合格率は、受験者を基に算出したものであり、申込者を基にすると、合格率はもっと下がるからです。
これは、試験の申し込みはしたけど、勉強が思うように進まずに受験すら諦めてしまう人が多いからです。
甲種5類の過去の申込者と受験者は次のとおりです。
※令和1年度(R1)の人数が少ないのは、途中経過だからです
申込者を基に算出した合格率は、受験者を基に算出した合格率を比較すると、5%くらい低いです。
試験に申し込みした4人のうち3人は不合格となる資格ですので、勉強しないで合格するような資格ではないことが分かります。
甲種5類と乙種5類はどっちがおすすめ?
甲種5類と乙種5類は、必要に応じて、受験する資格を選べばよいです。
甲種と乙種の違いは、工事ができるかどうかです。具体的には次のとおり。
甲種と乙種とでは、試験の難易度も違うので、しっかりと考えた上でどちらを受験するか決めるべきです。
合格率の比較
試験の難易度は、甲種5類は乙種5類に比べると試験の難易度が高いです。
なぜなら、乙種5類と比べ、甲種5類のほうが、試験の合格率が低いからです。年度によってバラツキはありますが、平均すると合格率は8%くらい違ってきます。
なので、乙種5類のほうが、試験は易しいので、避難器具の工事をする予定がなく、整備や点検のみ行う場合は、乙種を受験すれば良いです。
受験者の比率
受験者の人数は、甲種5類は乙種5類と比べると、3倍くらいの多いです。
受験者の人数から判断すると、避難器具の整備や点検のみ行うことに対する需要はなさそうです。
甲種5類の受験目的を明確にしておくべき
甲種5類を受験されるかたは、大きく分けて2つの場合に分かれます。
一つ目は、設置業者であり工事で使用するため、二つ目は、甲種特類を目指すためです。
それぞれ説明していきますね。
設置業者
甲種5類は、避難器具の設置業者のかたが多いと思います。
なぜなら、実際の試験会場でも作業着で受験されている方が多かったからです。
つまり、避難器具を工事するために試験を受験していいるということですね。
甲種特類を目指したい
甲種特類の資格を取得するために、甲種5類を受験する方もいます。
なぜなら、甲種特類の受験を得るには、甲種5類の資格が必要だからです。
消防設備士の受験資格のイメージは次のとおりです。
まとめ:甲種5類は独学でも合格できます
今回のまとめは次のとおりです。
避難器具を設置する方や、甲種特類を目指すのであれば、甲種5類は迷わずに受験するべき資格です。これまで説明してきたように勉強しないで合格できるような資格ではないので、計画的に勉強を進めましょう。
甲種5類の勉強法は別のブログで紹介しているので参考にしてください。
はいっ、今回は以上です。