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ゼネコンの現場監督は残業が多いと聞いて就職や転職をためらってしまう人も多いはず。
現役で大手ゼネコンに10年以上勤めている現場監督が労働環境の実態を解説できます。
この記事では、ゼネコンの現場監督の残業時間を詳しく解説します。この記事を読めば、ゼネコンの現場監督として働くべきか分かります。
ゼネコンにかぎらず建設業は残業時間がほかの業界に比べて長いです。しかし建設現場における働き方改革は進んでおり残業時間は減りつつあります。サービス残業はゼロではないですがゼネコンは年収が高いため離職する人も少ないです。
ゼネコンは公開されている年収よりも高いです。ゼネコンの本当の年収を知りたい方は「ゼネコン現場監督の年収を暴露」を是非ご一読ください。 |
ゼネコンの現場監督は残業が多い
ゼネコンの現場監督は残業が多いイメージが定着しています。現場監督として働いたときの残業時間は以下の通りです。
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現役の大手ゼネコン社員のため信頼できる情報です。
建設現場には繁忙期がある
建設現場には「閑散期」と「繁忙期」があります。建物の完成が近くなるにつれて忙しくなる傾向です。
工事の進捗ごとに最も忙しいタイミングを「繁忙度100%」として表現すると以下の通りです。
工事の進捗 | 繁忙度 |
---|---|
着工〜中盤 | 50% |
中盤〜終盤 | 80% |
終盤〜検査 | 100% |
検査〜引渡 | 80% |
顧客へ建物を引き渡した後に書類整理を行いますが、精神的かつ肉体的にも楽に仕事を進められるタイミングです。
繁忙期は残業が月100時間を超える
ゼネコンの現場監督は繁忙期になると1ヶ月の残業時間が100時間を超えることもあります。
特に検査前のタイミングは現場チェックや検査書類の作成など時間がいくらあっても足りません。
残業時間が100時間を超えたときの勤務状況は以下の通りです。
曜日 | 時間帯 |
---|---|
月曜〜金曜 | 7時〜22時 |
土曜 | 7時〜19時 |
土曜日に出勤しても間に合わないときは日曜日にも仕事をすることがあります。
閑散期は残業が月20時間以下となる
ゼネコンの現場監督にも閑散期があり仕事が落ち着いているときだと1ヶ月の残業時間が30時間を下回ることもあります。
特に建設現場が着工してすぐのタイミングはできることが限られるため残業時間は少なくて済みます。
プライベートの時間を楽しみましょう。
ゼネコンの残業代は貰えるのか?
ゼネコンの現場監督は残業代を働いた分だけちゃんと貰えるか気になる人も多いはずです。
ゼネコンの現場監督における残業代のポイントは以下3つの通り。
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大手の方が残業代が出やすい
大手ゼネコンの方が働いた分だけ残業代が支給されやすいです。準大手や中堅ゼネコンに比べると大手ゼネコンのほうがコンプライアンスを重要視している傾向があります。
仮に残業代が不当に支払われていない状況が続いていると社員による内部告発で企業イメージを大きく下げる可能性があるからです。
赤字現場だと残業代は出にくい
ゼネコンの現場は受注した時点で利益を出せるかがほぼ決まっているといっても過言ではありません。赤字になることが分かっている現場だと残業代などの人件費をなるべく減らしたいと現場所長は考えます。
残業代が全く支給されないことはないですが少なからず影響します。
暗黙のルールは存在する
ゼネコンの配属されている支店や現場によっては暗黙のルールがあり残業をつけにくいことがあります。
労働基準法によって残業時間の上限が規定されているからです。これからも同じ会社で働くことを考えると暗黙のルールに従ってしまう社員も少なくありません。
暗黙のルールに従っても残業代だけで20万円くらいは支給されます。
ゼネコンの残業規制に向けた取り組み
建設業の残業規制は2024年から厳しく規定されます。基本的には残業時間が月45時間かつ年360時間を超えることができません。ゼネコンは残業規制に向けて働く人数を増やして残業時間を減らすことを目指しています。
残業規制に向けた取り組みは以下3つの通りです。
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定年退職者を再雇用する
定年となる60歳で会社を退職するのが一般的です。定年後も会社に残って働いてもらうことを積極的に行っています。ベテラン社員の経験や知識を活かして働いてもらうので社員の残業時間を減らせる可能性は大きいです。
給与面や働く環境など定年退職者の要望を聞きながら再雇用の調整をしなくてはいけません。
女性の現場監督を採用する
以前は男性の現場監督が大部分を占めていましたが最近は女性の現場監督も積極的に採用しています。
職場環境が良くなっているため女性が現場監督を志望する人が増えていることも採用人数を確保できている理由です。
新卒採用者の現場監督のうち女性を20%は採用する方針です。
新卒採用者の人数を増やす
現場監督の人数を確保するため新卒採用者の人数を増やしています。これからも高齢化が進むことが予想され実務を行う現場監督を今まで以上に確保しなければいけません。
ここ数年で20%以上の新卒採用者を増やしているゼネコンが多いです。
現場監督を志望する人にとっては入社しやすい良いタイミングです。
ゼネコンの残業時間を許容できるか見極めよう!
ゼネコンの現場監督は残業が多いです。特に繁忙期だと残業時間だけで100時間を超えることがあります。
一方で大きなプロジェクトを担当できることや年収が高いことに魅力を感じている現場監督も非常に多いです。
現場監督として働くうえで残業時間を許容さえできれば、これだけ良い職場環境はないかもしれません。
サービス残業はゼロではないですが全体のバランスを考えながらゼネコンの現場監督として働くか考えましょう。
ゼネコンは公開されている年収よりも高いです。ゼネコンの本当の年収を知りたい方は「ゼネコン現場監督の年収を暴露」を是非ご一読ください。 |
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