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合格実績10資格!超忙しい現場監督が効率的な勉強方法を公開!

3回受験した経験者が語る電験3種の勉強法やノウハウまとめ【失敗談あり】

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  • 今から電験3種の勉強を始めようと思ってるんだけど…

  • ネット上に情報が多すぎてどうしていいか分からない

  • 必死に頑張るから、本当に合格できる勉強方法を教えて!

 

一般的に電験3種の勉強を始めようとした受験初心者が「結局どんな勉強方法で始めればいいの?」と最初の一歩で挫折してしまうケースは非常に多いです。

本ブログの著者

  • 建設業でサラリーマンとして超忙しく働きながら、電験3種に合格できた

  • 電験3種のほか、技術系の資格を10個ほど持っている

  • 会社の資格担当として今まで受験者を500人以上見てきた

そのため、試験の合格に特化した内容を一歩踏み込んでできます。

そこでこの記事では、受験初心者でもあなた自身に合った勉強方法を探せるよう、勉強を始める前におさえておくべき内容から合格の手順までまとめて解説します。

この記事を読めば「電験3種の受験初心者でも本気で勉強すれば合格できる勉強方法」が全て分かります。

結論から言えば、受験初心者や超忙しいサラリーマンには通信講座を活用した勉強方法をオススメします。ちなみにぼく自身は、通信講座である現場技術系資格専門SATを活用し合格しました。

≫電験三種の合格に通信講座をおすすめする理由

筆者のスペック【大学電気系学科卒】

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筆者のスペックは次のとおり。

  • 学校:大学卒業(大学院は行っていない)

  • 学科:電気系学科卒

  • 偏差値:50より少し高いくらい

  • 受験時年齢:31歳~33歳(3回受験したため)

 

一応は電気系の学科は卒業していますが、純粋な電気学科ではないので、電験3種試験の内容に直結していない部分が多いです。

そのため、

  • 純粋な電気学科を卒業していない

  • 文系の学科を卒業している

  • 勉強が得意でない

のような方にもお役に立てるかと。

筆者のスペックは以上ですが、あなた自身の経験や状況と比べながら、ブログを読み進めてもらえらば、より理解が深まると思います。

 

電験3種に3回受験し感じたこと【失敗談】

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正直なところ、電験3種に3回受験したことによる失敗からの学びはありましたが、経験する必要のないことが多くあります。そのため、同じような失敗をせずに、あなた自身に合った勉強方法を決めることができるということです。

筆者の電験3種合格までの軌跡は次のとおり。

  • 1回目:全4科目とも不合格【試験を知らな過ぎた】

  • 2回目:全4科目のうち、理論科目のみ合格【4科目の合格には至らず】

  • 3回目:残り3科目を無事合格【勉強する科目数が減ると勉強が楽を実感】

 

電験3種のぼく自身の点数は次のとおり。
※( )内は合格基準です

【1回目】
・理論:50点(55点)不合格
・電力:45点(55点)不合格
・機械:35点(55点)不合格
・法規:43点(55点)不合格

【2回目】
・理論:60点(55点)合格
・電力:50点(55点)不合格
・機械:45点(55点)不合格
・法規:49点(51点)不合格

【3回目】
・理論:─(55点)2年目で合格済(注)
・電力:65点(60点)合格
・機械:60点(60点)合格
・法規:62点(49点)合格

※注)電験3種試験は科目別の合格制度があり、合格した科目は3年間維持されます
→詳しくは本ブログの下のほうで説明しますね

 

1回目:全4科目とも不合格【試験を知らな過ぎた】

1回目の受験では、惨敗でした。理由としては、電験3種を知らな過ぎたに尽きます。特に、電験3種の合格率といった難易度すら知らない状態で合格を目指すことは、かなり無謀でした。

試験日までの勉強状況は次のとおり。

  • 始めたタイミング:試験3ヵ月前

  • 勉強時間:約112時間
    →平日:2時間
    →休日:2時間
    →1週間:14時間
    →2ヵ月:112時間

  • 教材:市販のテキスト1冊
    →4科目が1冊に集約されたテキスト

  • 結果:4科目ともに不合格

  • 勉強内容:市販のテキスト1冊を3回繰返し勉強

試験の難易度を考えると、当然な結果ですが、当時はなにも分からない状態で勉強していました。

反省点は、

  • 試験の難易度を知り、難易度に見合った勉強をしなければ合格できない

  • 数学の知識レベルがある程度ないと問題が解けない&非効率

です。

 

2回目:全4科目のうち、理論科目のみ合格【4科目の合格には至らず】

1回目の反省を活かし、臨んだ2回目です。1科目は合格したが、惨敗です。理由としては、試験の難易度をふまえて勉強スケジュールをたてて勉強したが、仕事の忙しさから思うように勉強を途中で勉強を挫折してしまったからです。

試験日までの勉強状況は次のとおり。

  • 始めたタイミング:試験6ヵ月前

  • 勉強時間:400時間
    →平日3時間
    →休日5時間
    →1週間:25時間
    →6ヵ月:400時間(※)
     ※途中で2回挫折
    →計2ヵ月ほど勉強ストップ

  • 教材:市販のテキスト5冊
    →4科目それぞれのテキスト
    →中学高校レベルの数学のテキスト

  • 結果:1科目は合格
    →理論科目は合格
    →残り3科目は不合格

  • 勉強内容:
    ①中学高校レベルの数学のテキスト
     ・回数:全体2回勉強
    ②それぞれの科目のテキスト
     ・順番:理論→電力→機械→法規の順番で勉強
     ・回数:3回目の途中まで

試験までの途中で2度挫折したことで、勉強する時間が足りなかったのが原因です。1科目だけでも合格できたのが救いでした。
反省点は、

  • 電験3種の試験合格には、勉強を続けることが最も大切である

です。

逆に良かった点は、

  • 中学高校レベルのテキストを勉強した
    →電験3種試験に求められる数学レベルを事前に把握でき、効率的に勉強を進めることができました。(大学で電気学科を専門として勉強してきた方以外は、1度は数学のテキストを勉強するべきですね)

  • 科目別のテキストを使用した
    →合格に必要とされる知識レベルが身につけれること分かった。(一応、理論科目に合格できたので、、)

です。

 

3回目:残り3科目を無事合格【勉強する科目数が減ると勉強が楽を実感】

2回目の反省を活かし、ラストチャンスと思い臨んだ3回目です。途中で挫折しないように勉強の続けやすい勉強方法を選び、勉強に取り組んだことが最も良かったと思います。

あと2回目の試験で既に1科目合格していたため、勉強する科目が3科目だったことも精神的かつ時間的にとても大きかったです。合格基準にギリギリでしたが、3回目で無事に合格できました。

試験日までの勉強状況は次のとおり。

  • 始めたタイミング:試験6ヵ月前

  • 勉強時間
    :480時間

    →平日2時間
    →休日5時間

  • 教材
    :通信講座SATのテキスト4冊

    →3科目それぞれのテキスト3冊

    →中学高校レベルの数学のテキスト1冊

    :通信講座SATの動画講義

    →3科目それぞれの動画講義

    →中学高校レベルの数学の動画講義

  • 結果
    :残り3科目に合格

    →2回目で既に1科目合格しているため、無事に全科目に合格できた

  • 勉強内容:

    ①中学高校レベルの数学の動画

    ②中学高校レベルの数学のテキスト
     ・回数:全体1回勉強(復習)
    ③それぞれの科目の動画
     ・順番:電力→機械→法規の順番で勉強

     ・回数:2回+理解できていない部分を重点的に何回か視聴(2回目以降は、倍速機能も活用)
    ④それぞれの科目のテキスト
     ・順番:電力→機械→法規の順番で勉強
     ・回数:3回

2回目の反省点をふまえて、3回目は途中で挫折するなく、試験日まで勉強を続けることができ良かったです。

気づいた点は、

  • 勉強する科目数が減ると、テキストを繰り返すスパンが短くなり、効率的に記憶できた

です。

勉強する科目数が減らすと、勉強のスピード感や記憶の定着度が全く違います。そのため、戦略的に受験する科目を選んだほうが合格の近道と断言します。

と言いつつ、ぼく自身は科目を切り捨てることができ全ての科目を勉強することなりましたが、、。

全ての科目をまとめて受験し合格したい気持ちも分かりますが、電験3種は本当に難しいです。長いサラリーマン人生です。少し長期的なスパンで、電験3種に合格できるスケジュールを計画したほうが確実に合格に近づくことは間違いないです。

電験3種の合否の分かれ道となる、試験勉強を始める前に考えておくべきこと3選

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電験3種の勉強を始める前に、ポイントを考えないと、

  • 電験3種に合格レベルに達しないスケジュールで勉強を始めてしまう

  • 試験勉強を始めたにも関わらず、より効率的な勉強方法を探してしまい、結局は本質な勉強が進まずに挫折してしまう

となります。

合否の分かれ道となるポイントは次のとおり。

  • 試験の難易度を徹底的に調べる【勉強時間の目安と合格率を把握セヨ】

  • あなた自身に合った勉強方法を検討する【時間をかけて把握セヨ】

  • 試験勉強を始め、勉強に没頭する【結局は勉強しないと合格できない】

それぞれ説明していきますね。

 

試験の難易度を徹底的に調べる【合格率と勉強時間の目安を把握セヨ】

電験3種試験の合格率は、8%くらいです。受験者12人のうち1人しか合格できない国家資格のなかでも難易度の高い試験と言えます。

さらに、合格率8%には、科目合格者の数も含まれているため、実際には公表されている合格率よりも難しく感じるかもしれません。

 

あなた自身に合った勉強方法を検討する【時間をかけて検討セヨ】

電験3種の勉強方法は、多々ありますが、あなた自身に合った勉強方法を模索することが超大切です。特に、サラリーマンの方で普段の仕事が忙しい方は注意です。

なぜなら、ぼく自身も

  • 普段の仕事が忙しくて、帰宅後に勉強する気になれなかった

  • 難しい問題は、解説をみても分からず勉強が進まないと、やる気が落ちる

ということがあったからです。

そのため、できる限り勉強ができなくなるような不安要素は事前にとり除ける勉強方法を選ぶことをオススメします。

電験3種の勉強方法は、本ブログで後ほど説明しますね。

 

試験勉強を始め、勉強に没頭する【結局は勉強しないと合格できない】

結局は、あなた自身が勉強しないと合格できないです。ただ、電験3種は難易度が高く、勉強する期間が長くなるため、易しい資格と比べると、勉強を長く続けられるかということが大切になります。

勉強を続けるために、試験の難易度やあなた自身の勉強方法を、時間をかけて検討することがとても大切になってきます。

つまり、試験日まで勉強に没頭できるように事前準備をちゃんとしましょうということです。

 

電験3種(第3種電気主任技術者)とは?【資格と試験】

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電験3種とは、第3種電気主任技術者試験の略称です。

資格名は、試験を抜いた第3種電気主任技術者なので、電験3種は、資格名称ではなく、試験名称となります。

  • 電気主任技術者試験→電験3種

 

ここでは、電験3種の概要をお伝えします。

お伝えする内容は次のとおり。

  • 電験3種の受験は、1年に1回だけ【例年は9月上旬】

  • 試験の合格基準は、60点【全4科目それぞれ60点以上】

  • 電験3種には科目合格という制度あり【上手く活用すれば効率的に合格できる】

それぞれ説明していきますね。

 

電験3種の受験は、1年に1回だけ【例年は9月上旬】

例年、電験3種は9月上旬の日曜日です。

実際の試験日は、試験元である、一般財団法人電気技術者試験サンターから、12月上旬に発表されます。

 

試験の合格基準は、60点【全4科目すべて60点以上】

試験の合格基準は、4科目すべて100点のうち60点以上です。

つまり、

  • 理論:100点のうち60点以上

  • 電力:100点のうち60点以上

  • 機械:100点のうち60点以上

  • 法規:100点のうち60点以上

です。

その年の試験問題が難しい場合は、合格点が調整されます。過去の合格点を確認すると、合格基準が15点近く下がったこともありましたが、近年は、60点から大きく下がるようことないようです。

でも、合格率は変わらずなので、試験が難しくなったということはなさそうですね。

 

電験3種には科目合格という制度あり【1度合格すると、その科目の合格は2年間保持されます】

電験3種には、科目ごとの合格制度があります。これは、科目ごとの合否があるということです。具体的には、ある年に合格した科目は、その後、合格している状態が2年は保持されます。

つまり、3年間のうちに4科目に合格すればよいということです。

例えば、次のとおり。

  • 2022年:理論に合格

  • 2023年:電力に合格

  • 2024年:機械と法規に合格

2022年に合格した理論の合格は、2年後の2024年まで保持されるので、2024年で4科目すべてに合格したため、見事に電験3種に合格となります。

そのため、毎年、1科目ずつ合格しても電験3種の合格にできません。

例えば、次のとおり。

  • 2022年:理論に合格

  • 2023年:電力に合格

  • 2024年:機械に合格

  • 2025年:法規に合格

これでも、4科目すべてに合格しています。

しかしながら、2022年に合格した理論は2024年までしか合格が保持されないため、電験3種の合格にはなりません。

少なくても、1年間で2科目に合格する年がないと電験3種には合格できないということですね。

 

電験3種合格までの一般的な勉強時間は1,000時間【ぼく自身は992時間】

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1.000時間という勉強時間はあくまでも目安です。理由は、たくさんの受験者があるなかで、元々の知識レベルにバラツキがあるからです。

具体的には、大学で電気分野を専門としてバリバリ勉強した方と、高校時代から文系で数学の勉強をほぼやってこなかった方では、当然、電験3種に合格できるまでの必要な勉強時間は全く違います。

ここでは、極端な例えを示しましたが、あなた自身の状況や経験を考えて、勉強するべき時間を設定し、試験日まで続けられそうな勉強スケジュールを計画することが大切と思います。

ぼく自身の勉強時間は次のとおり。

  • 1回目:112時間

  • 2回目:400時間

  • 3回目:480時間

  • 全ての勉強時間:992時間くらい

3回分の勉強時間で比較してよいか判断が迷いますが、大学を電気系の学科を卒業している、ぼく自身は一般的な勉強時間と言われている1,000時間くらいで、無事に合格できました。

あくまでも、3年間の勉強時間が992時間です。

あなた自身の状況や知識レベルをイメージしてもらい、どのくらい勉強すれば合格できそうか考えてみてください。良く分からなければ、ここでは1,000時間の勉強をしないと合格できないくらい難しい資格と認識してもらえればOKです。

≫社会人必見!電験3種の勉強時間を総まとめ【科目・学歴別も徹底解説!】

 

電験3種の勉強スケジュール【ここではイメージだけで十分です】

勉強スケジュールを示しますが、ここでは、全体像を把握することだけで十分です。理由は、経験から想定される合格できる勉強時間と、1日にできる勉強可能な時間は人それぞれなので、あなた自身で勉強スケジュールを考え、計画する必要があるからです。

ここで、想定した条件を

  • 勉強開始:試験6ヶ月前
  • 必要勉強時間:1000時間

とすると、勉強スケジュールは次のとおり。

  • 平日:5時間
  • 休日:8時間

(総勉強時間)

  • 1週間:41時間
  • 1ヵ月:164時間
  • 6ヵ月:984時間

いかがでしょうか?

これが、今まで勉強以外に使っていた時間を勉強に当てなければいけない時間です。思っていたよりも多いと思われたのではないでしょうか。

あなた自身の勉強スケジュールを計画する際は、現実的に、平日や休日に何時間の勉強ができるか を考え、いつから勉強を始めるかを検討しなければいけません。

 

科目別合格制度を上手く活用するべき【総勉強時間をなるべく減らしたい方向け】

先ほど、電験3種には、科目合格制度があるとお伝えしましたが、上手く活用できれば、合格までの勉強時間を大きく減らすことができます。

なぜなら、効率的に知識を増やすには、勉強する範囲をなるべく減らし、繰り返し勉強する間隔をできるだけ短くすることが大切だからです。

具体的には、次のとおり。

【4科目すべて勉強する場合】

  • 理論テキスト1周目→電力テキスト1周目→機械テキスト1周目→法規テキスト1周目→理論テキスト2周目→電力テキスト2周目
    ~以下、同様に続く

【2科目に限定し勉強する場合】

  • 理論テキスト1周目→電力テキスト1周目→理論テキスト2周目→電力テキスト2周目→理論テキスト3周目→電力テキスト3周目

ご覧のとおり、2科目に限定したほうが、テキストを繰り返し勉強しやすく、早い段階で知識レベルが合格基準に達することが想像できます。

ぼく自身は、受験する前から勉強する科目を限定する決断ができず、全ての科目を勉強しました。2回目で理論に合格できたため、3回目の試験では、3科目の勉強に集中できました。

その経験から、1科目減っただけでもかなり負担が減ること間違いないと断言できます。

 

無理がなく確実に合格を目指すなら、勉強スケジュールは3年で計画しても良い

勉強が得意であったり、電気分野の専門家でない限りは、勉強スケジュールは3年で計画しても良いです。

なぜなら、電験3種は難易度の高い試験なので、勉強する範囲を広げすぎると、勉強することを途中で挫折してしまう確率がかなり高くなるからです。

勉強する科目や合格する科目のイメージは次のとおり。

  • 1回目:理論・電力を勉強
    →結果:理論のみ合格

  • 2回目:電力・機械を勉強
    →結果:電力のみ合格

  • 3回目:機械・法規を勉強
    →結果:機械と法規に合格

 →電験3種に合格

 

電験3種の合格に向けた勉強ステップ【数学の参考書は必須です】

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科目を限定して、勉強を始める方向け。

電験3種は、やみくもに勉強を始めても合格することは難しいです。なぜなら、テキストに書かれているレベルや4科目それぞれの関連性を考えると、押さえておくべきポイントがあるからです。

ここで、お伝えする内容は次のとおり。

  • 電験3種の勉強には、数学の知識が必要です【2回目の受験から活用しました】

  • 勉強する科目の順番には王道アリ【1年目:理論→2年目:電力・機械→3年目:法規】

それぞれ説明していきますね。

 

電験3種の勉強には、数学の知識が必要です【2回目の受験から活用しました】 

電験3種の勉強を進めていくうえで、中学・高校レベルの数学の知識が必要となってきます。なぜなら、それぞれの科目のテキストに書かれている解説は、ある程度の数学の知識がないと解読できないからです。

誰でもわかるように丁寧に書かれたテキストを使えばいいのでは? と思われたかもしれませんが、電験3種はそもそも試験範囲が広いので、すべてを丁寧に書くとテキストが辞書にように厚くなってしまい、勉強しにくくなります。

さらに数学の知識は、電験3種のすべての科目に求められるので、科目ごとの勉強に入る前に数学の勉強をオススメします。特に、電験3種で求められる数学の知識がまとめられたテキストで勉強を進めた方が良いです

目的は、あくまでも電験3種の合格なので、ここでは必要最低限で良いということですね。

ぼく自身も2回目の受験から数学のテキストを活用することで、スムーズに勉強を進めることができました。そのため、大学では電気を専門として勉強された方以外については、まずは数学の勉強から始めるほうが良いです。

数学のテキストを買うか悩まれている方は、今は不要と思っても勉強を進めてうえでも数学のテキストを確認したいことも出てくるので、まずは手元に1冊準備することをオススメします。

 

勉強する科目の順番には王道アリ【理論→電力→機械→法規】

電験3種は、勉強する科目の順番は、

  • 順番①:理論

  • 順番②:電力

  • 順番③:機械

  • 順番④:法規

が良いです。

なぜなら、電験3種は、科目ごとにも関連性があり、土台となる科目から勉強を進めたほうがスムーズに進められるからです。

科目合格制度(科目合格は合格後2年間保持)を考えると、電験3種の受験スケジュールは、

  • 1回目:理論、(数学)

  • 2回目:電力、機械

  • 3回目:法規

が良いです。

また、科目ごとの内容を簡単にまとめると次のとおり。

  • 理論:電気に関する基礎である

  • 電力:発電や発電所からの電気の受け渡しに関する

  • 機械:誘導機や電動機など電気機械器具に関する

  • 法規:電気が関わるすべての規則に関する

勉強を進める順番を間違えると、内容が分からず、勉強が進まない可能性もあるため、順番も意識して勉強を進めてみるといいですね。

 

電験3種試験の勉強方法は大きくは3種類【あなたに合った勉強方法を検討セヨ】

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電験3種の勉強方法は大きく分けると3種類に分類できます。

  • ①独学、②通信講座、③専門学校(通い)

どの勉強方法でも合格された方はいますが、勉強方法は、あなた自身の仕事の忙しさやお財布事情を考えて、選ぶことになります。

電験3種の勉強は、長い道のりになるので、勉強方法を途中で変えたいなどと悩むことがないように、勉強を始める前に、しっかりと考えることが超重要です。

それぞれの勉強方法を、

  • 勉強の続けやすさ

  • 費用

を大まかにまとめると次のとおり。

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それぞれ説明していきますね。

①市販のテキストを活用し、独学で勉強を進める【自力で勉強できる方向け】

独学で勉強を進める場合は、市販のテキストを買うことになります。当たり前かもしれませんが、まずは勉強するための資料がなければ、勉強を進めることができないからですね。

テキストは、大きく分けると、

  • ①4科目が1冊にまとまったテキスト

  • ②4科目がそれぞれ分かれたテキスト

の2種類あります。

あなた自身の知識レベルによると思いますが、②の科目ごとに分かれたテキストを買うことをオススメします。

なぜなら、4科目が1冊にまとまっていると言えば、聞こえは良いですが、どうしても内容が薄くなってしまい、テキストの内容を十分に勉強したとしても合格基準に達することができないからです。

 

電験3種合格を独学で目指すメリット【とにかく安い】

独学で合格を目指す最大のメリットは、3つの勉強方法のなかで、最もお金が安くすむことです。お財布事情に易しい勉強方法と言えますね。

さらに、独学は、あなた自身の都合の良い時間に勉強すれば良いので、柔軟な勉強スタイルと言えます。

 

電験3種合格を独学で目指すデメリット【勉強が続かない】

独学は、最も勉強が続けにくい勉強方法です。なぜなら、あなた自身の意思の力のみで勉強を続けることになるからです。今までの生活のなかに勉強する時間を確保することは、思っている以上に難しいです。

さらに、独学は、あなた自身のみで勉強を進めることになるため、

  • 解説を読んでも分からない

  • 解説をもっと丁寧に知りたい

といった時に、聞く人がいないというデメリットがあります。電験3種の勉強を進めていくと分かりますが、解説を読んでも分からない問題は多々でてきます。

少しくらい分からないところがあっても問題ないのでは? と思われたかもしれませんが、

  • ①テキストに書かれている内容を考える

  • ②テキストの内容が分からない

  • ③時間だけが過ぎていく

  • ④勉強のやる気を失う、、

という感じになると、危険です。特に、朝早く起きて、勉強を始めてみたもの、1つの問題すら進まなかったりすると、本当に勉強が嫌になります。

 

②専門学校に通い、対面講義を活用しながら勉強を進める【1人では勉強ができない方向け】

専門学校にお金を支払い、通いながら勉強を進める方法です。電験3種の合格に必要となるテキストなどは、全て支給されます。

他の専門学校生と同じテキストを使わないと、講義を進めにくいからです。支給されるテキストは、市販されていない場合が多く、専門学校の独自のノウハウが詰め込まれています。

 

専門学校を活用するメリット【勉強を続けやすい】

専門学校で合格を目指す最大のメリットは、勉強を続けやすいに尽きます。なぜなら、講義の時間が決まっているため、あなた自身の意思の力に頼らずに勉強を進めることができますね。

さらに、お金についても払ったからには頑張るという心理的な作用も働きます。

でも、仕事が忙しい方や勤務時間が不規則な方は、専門学校のメリットを活かせない可能性が大きいです。なぜなら、講義時間は、平日の夕方や土日に設定されることが多く、仕事の都合がつけられない方は、講義を受けること自体ができないからです。

それでは、専門学校の勉強を続けやすいというメリットを活かせていないです。

 

専門学校を活用するデメリット【お財布事情には厳しい、、】

専門学校のデメリットは、費用が30万円ほどと高額になることです。

費用対効果を考えると仕方がないと思われるかもしれませんが、多くの方にとっては、資格の取るのに30万円は高いと感じるかと。特に、20代のサラリーマンにとっては、厳しいかもですね。

 

③通信講座に申込み、動画講義を活用しながら勉強を進める【仕事が忙しい方向け】

通信講座を一言でいうと、独学と専門学校のハイブリットです。

なぜなら、

  • 独学のデメリット:勉強が続かない

  • 専門学校のデメリット:お金が高い

をともに満足できる可能性があるからです。

さらに、仕事が忙しい方は、勉強を続けることがすごく難しいです。その点についても、通信講座のなかには、動画講義が充実しているものがあり、スキマ時間を最大限に活用することで、効率的に合格を目指すことができます。

例えば、

  • 通勤中に動画音声を聞く

  • 電車内で動画講義を視聴する

  • 昼休み中に動画講義を視聴する

  • 夜遅く帰宅後に動画講義なら勉強できる

が考えられます。

当然、テキストを開き勉強するも大切ですが、仕事が忙しい方にとっては、そのテキストを開くという行い自体が難しくなります。できるだけ勉強するハードルを下げ、勉強を続けやすくすることが大切ということですね。

 

電験3種の勉強を進めていくうえで重要なノウハウ

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ぼく自身が電験3種の勉強した際に、重要と感じたハウハウをお伝えします。

ポイントは、

  • 問題を中心に繰り返し勉強する

  • 勉強は毎日続ける【習慣化】

の2点です。

 

問題を中心に繰り返し勉強する【 1日で70%忘れる】

参考書の内容を読み込むより、テキストの問題を中心に勉強したほうが効率的です。なぜなら、人間の脳は、思い出すときに記憶されるからです。

問題を解く際は、公式や解き方を思い出し、回答することになりますが、「思い出す」ということが超重要です。そのため、勉強する際は、「思い出す」という行為をできるだけ多くするように心掛けてください。

得点が伸びない方の特徴は、「1度できた問題は、復習しない」です。

実際の試験では、できたはずと認識はしているものの、問題は解けないということは良くあることです。人間の脳は、1日で70%以上は忘れると言われているので当然かもしれません。

つまり、1度できた問題も含めて繰り返し勉強するべきということです。

 

勉強は毎日続ける【習慣化】

勉強は、毎日続けるには、習慣にするのが良いです。勉強を始めたころは良いですが、時間がたつとモチベーションが下がり、勉強をしない日が続いていまうからですね。

具体的には、

  • 電車の中は、必ず勉強する

  • 昼休み中は、必ず勉強する

  • 帰宅後すぐに60分は勉強する

  • 朝起きたら、30分は勉強する

などで習慣にできます。

ぼく自身の場合は、会社終わりで帰宅すると勉強が出来なかったので、カフェに寄って2時間は勉強しました。テレビやゲームなどの誘惑に負けて、家に帰ると勉強できなかったからです。

つまり、勉強はできるときに行うのではなく、1日のうちでいつ勉強するか決めて計画的に進めていくことが大切ということです。

 

電験3種の教材まとめ【継続のしやすさが大切】

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電験3種の教材は、いろいろな会社から出されていますが、あなた自身に合った教材を選び勉強するべきです。

なぜなら、教材に書かれている内容は、

  • 易しく丁寧に書かれている

  • 図や表で分かりやすい

  • 動画で動きをつけて分かりやすい

  • メリハリのある生講義が分かりやすい

と、同じ内容の教材でも勉強する側にとっては全く違うものになるからです。

具体的には、問題の解説を確認してもらい、スムーズに内容を理解できれば良いです。なかには、内容を凝縮し過ぎて、勉強する側にとっては、分からない解説になっている場合があります。

教材選びを間違えないことが、勉強を続けられるかに大きく影響するため、超重要なポイントです。時間をかけ過ぎるのは良くないですが、あなた自身が納得するまで、しっかりと考えるべきですね。

 

結局、オススメの勉強方法はどれなの⁉【「人」と「お金」による】

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オススメの勉強方法は、「人」と「お金」によるです。なぜなら、あなた自身の性格や経験に加え、お財布事情によって、あなた自身のオススメな勉強方法が違ってくるからです。

電験3種に合格するには、結局、あたな自身が勉強するしかありません。なぜなら、すごく良い教材を手に入れただけでは、あなた自身の知識は全く増えないからです。

そのため、教材の中身自体も大切ですが、ぞれ以上に勉強を続けられるかという視点のもち、あたな自身に合った勉強方法を考えることが重要です。

勉強方法は、合否に直結するので、時間をかけて考えることをオススメします。

どのように考えれば良いか分からない方は、まずは、独学と専門学校のハイブリットである通信講座を調べるのが良いです。なぜなら、ハイブリットな勉強方法である通信講座は、仕事が忙しい方や受験初心者にとってベストな勉強方法となる場合が多いからです。

仮に通信講座を調べてみて合わなかったとしても、合わなかった理由を基に、独学や専門学校による勉強方法を検討すれば良いと思います。

ちなみにぼく自身は、動画講義が充実している通信講座の「現場技術系資格専門SAT」を活用し合格しました。

≫電験3種は、通信講座のSATを勧める理由3選【他社比較しつつ考察します】

 

はいっ、今回は以上です。