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【合格者の思考】技術1次試験の問題のうち27%分かれば合格できる⁉

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国家資格である技術士の話です。
そのなかでも今回は1次試験の問題にうち何問分かれば合格できるかを説明していきます。

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技術士1次試験を受験するか迷っている人・これから勉強を始める人向け技術士1次試験は何問分かれば合格できるか知りたい。あとついでに合格者が考えるような試験問題で押さえるべきポイントがあれば教えてほしいな~。」

こういった疑問に答えます。

 本記事の内容

  • 技術士1次試験は試験問題のうち50%も分からなくても合格できる理由

  • 技術士1次試験は分からない問題は選択しなければ良い【これだけで合格なの⁉】

  • 技術士1次試験は5択のマークシート形式→分からなくても20%の確率で正解できる

  • まとめ|試験概要が分かったら試験の難易度を把握するべき【確実に合格率がアップする理由】

 

本ブログの著者

  • 建設業でサラリーマンとして働きながら、技術士1次試験に合格することができた
  • 技術士1次試験のほか、技術系の資格を10個ほど持っている

  • 会社の資格担当として今まで受験者を500人以上見てきた

 

 

そのため、試験の合格に特化したコメントを一歩踏み込んで出来ます。ここでは、技術士1次試験の試験問題のうち少なくても何問分かれば合格できるか知ってもらえればいいな~と思っています。

 

技術士1次試験は試験問題のうち50%も分からなくても合格できる理由

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技術士1次試験は、試験元が公表している合格基準は各科目で50%以上の正解です。

結論から言うと、技術士1次試験は、試験問題のうち50%も分からなくても合格できます。

合格できる理由は次のとおり。

  • 試験問題のうち回答する問題を選ぶため
  • マークシートでは確率論で正解するため

 

 

それぞれ説明していきますね。

 

試験問題のうち回答する問題を選ぶため

技術士1次試験は、出題される試験問題のうち指定の回答数をあなた自身が選び回答する形式の科目が多いです。そのため、出題される問題数から考えると、分からないといけない問題数は比較的に少なくなります。

例えば、試験問題が20問で、回答数が10問、合格基準が50%の場合、分からないといけない問題数は次のとおりです。

  • 回答数10問、合格基準50%では、合格に必要な問題数は5問となる
  • 試験問題20問のうち5問分かれば合格できると考える
  • 合格に必要な問題5問÷試験問題20問=試験問題のうち25%分かればOK

 

 

試験問題のうち回答する問題を選択する試験は、試験問題のうち分からないといけない問題数は合格基準である50%ではなく、25%と考えることができるといえます。

 

マークシートでは確率論で正解するため

技術士1次試験は、選択肢5つのマークシート形式です。そのため、選択肢5つのうち、どれか1つが正解となります。

これは、仮に試験問題の内容が分からなくても正解する可能性があるということです。

具体的には次のとおり。

  • 選択肢5つのうち正解は1つ
  • 正解数1つ÷選択肢5=20%

 

 

ご覧とおり、試験問題の内容が分からなくても5問のうち1問は正解できるといえます。

 

技術士1次試験は分からない問題は選択しなければ良い【これだけで合格なの⁉】

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技術士1次試験に合格するために必要な問題は試験問題のうち36%分かれば十分です。

なぜなら、技術士1次試験は、多くの科目で出題される試験問題のうち指定の回答数をあなた自身が選び回答する形式だからです。

 

技術士1次試験に出題される問題数【計80問】

技術士1次試験のそれぞれの科目で出題される問題数は次のとおり。

  • 基礎科目:30問
  • 適性科目:15問
  • 専門科目:35問
  • 全科目の合計:80問

 

 

技術士1次試験の試験問題の問題数の合計は80問です。

 

回答数のうち合格に必要な問題数【全科目の合計:29問】

技術士1次試験の回答数のうち合格に必要な問題数は次のとおり。

  • 基礎科目:8問(回答数15問、合格基準50%以上→8問)
  • 適性科目:8問(回答数15問、合格基準50%以上→8問)
  • 専門科目:13問(回答数25問、合格基準50%以上→13問)
  • 全科目の合計:29問

 

 

技術士1次試験は、合格に必要な問題数は、全科目の合計で29問です。

 

全ての試験問題から見た合格に必要な問題数の割合は?【分かる問題は36%でOK】

技術士1次試験の出題される問題数のうち合格に必要な問題数は、36%です。

計算の根拠は次のとおり。

  • 合格に必要な問題29問
  • 試験の問題数80問
  • 合格に必要な問題数の割合=合格に必要な問題29問÷試験の問題数80問
  • 29問÷80問=約36%

 

 

合格に必要な問題数は、合格基準である科目毎の50%以上と比べると、14%も少ない36%です。

ざっくり言うと、試験問題3問のうち1問分かれば合格できるといえます。

 

科目別の試験問題から見た合格に必要な問題数は?【基礎科目は27%⁉】

科目別の試験問題から見た合格に必要な問題数は次のとおり。

計算式は先ほど説明しました、全ての試験問題から見た合格に必要な問題数と一緒です。

  • 合格に必要な問題数÷出題される問題数=合格に必要な問題数の割合
  • 基礎科目:8問÷30問=約27%
  • 適性科目:8問÷15問=約53%
  • 専門科目:13問÷35問=約37%

 

合格に必要な問題数の割合が少ない基礎科目と、割合が多い適性科目では、約16%の違いがあります。

これは、出題される問題のうち回答する問題を選ぶ科目であるか、そうでない科目の違いです。特に、回答する問題を選ぶ割合の多い基礎科目では、合格に必要な問題数の割合が約27%です。

ざっくり言うと、基礎科目は試験問題4問のうち1問分かれば合格できるといえます。

 

技術士1次試験は5択のマークシート形式→分からなくても20%の確率で正解できる

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先ほどは、合格に必要な問題数で計算しましたが、試験問題のうち分かれば良いという意味では、必要な問題数はもっと少ないです。

なぜなら、技術士1次試験は、試験問題の内容が分からなくても選択肢が5つあるマークシート形式なので、20%の確率で正解するからです。

確率で正解することをふまえた、合格できる問題数の割合を、科目別に説明していきます。つまり、「試験問題のうち回答する問題を選ぶ」ことで説明しました合格に必要な問題数より、さらに問題数が減るということです。

 

全体の試験問題における分かれば合格できる問題数の割合【26%でOK】

  • ①:分かる問題:21問
  • ②: 分からない問題:全問題数55問―分かる問題21問=34問
  • ③:分からない問題のうち確率で正解する問題:34問×20%=8問
  • 21問(①)+6.8問(③)=27.8問→回答55問のうち27.8問=51%(50%以上→合格)
  • 試験問題のうち分かれば合格できる問題数の割合:21問(①)÷80問(試験問題)=26%

 

技術士1次試験は、分かれば合格できる問題数の割合は、全科目の合計で26%です。

 

基礎科目における何問分かれば合格できるかの割合【20%でOK】

  • ①:試験問題のうち分かる問題:6問
  • ② 試験問題のうち分からない問題:全問題数15問―分かる問題6問=9問
  • ③:分からない問題のうち確率で正解する問題:9問×20%=8問
  • 6問(①)+1.8問(③)=7.8問→回答15問のうち7.8問=52%(50%以上→合格)
  • 試験問題のうち合格に必要な分かる問題な割合:6問(①)÷30問(試験問題)=20%

 

技術士1次試験は、合格に必要な問題数の割合は、基礎科目で20%です。

 

適性科目における何問分かれば合格できるかの割合【40%でOK】

  • ①:試験問題のうち分かる問題:6問
  • ②: 試験問題のうち分からない問題:全回答数15問―分かる問題6問=9問
  • ③:分からない問題のうち確率で正解する問題:9問×20%=8問
  • 6問(①)+1.8問(③)=7.8問→回答15問のうち7.8問=52%(50%以上→合格)
  • 試験問題のうち合格に必要な分かる問題な割合:6問(①)÷15問(試験問題)=40%

 

技術士1次試験は、合格に必要な問題数の割合は、適性科目で40%です。

専門科目はご自身で選択する科目ではなく全問を回答する形式なので、合格に必要な問題数の割合は、他の科目と比べて最も高いです。

 

専門科目における何問分かれば合格できるかの割合【29%でOK】

  • ①:試験問題のうち分かる問題:10問
  •  試験問題のうち分からない問題:全回答数25問―分かる問題10問=15問
  • 分からない問題のうち確率で正解する問題:15問×20%=3問
  • 10問(①)+3問(③)=13問→回答25問のうち13問=52%(50%以上→合格)
  • 試験問題のうち合格に必要な分かる問題な割合:10問(①)÷35問(試験問題)=29%

 

技術士1次試験は、合格に必要な問題数の割合は、専門科目で29%です。

 

まとめ|試験問題が分かったら試験の難易度を把握するべき【確実に合格率がアップする理由】

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今回の記事のまとめです。

  • 技術士1次試験は、試験問題のうち26%分かれば合格できる
  • →理由①:試験問題のうち回答する問題を選べるから
  • →理由②:5択のマークシート形式の試験だから
  • 基礎科目は、試験問題のうち20%分かれば合格できる
  • 適性科目は、試験問題のうち40%分かれば合格できる
  • 専門科目は、試験問題のうち29%分かれば合格できる

 

 

今回は試験問題のうち少なくても何問分かれば合格できるという視点でご説明しました。思っていた以上に少なくありませんでしたか? 今回ご説明した理由は、試験問題が簡単だから勉強しなくても合格できるということではなく、勉強を進めていくうちに難しい問題もたくさん出てきますが、全て分かる必要がないということを分かってもらいたいからです。

難しい問題がたくさん出てくると、内容の理解が進まずに試験勉強を挫折してしまい、不合格に繋がるケースが多くあります。なので、試験問題のうち少なくても何問分かれば合格できるのかを押さえておくと、試験勉強が続けやすくなり、結果的に合格率が高くなります。

今回ご説明した試験問題の形式や合格できる問題数が分かったら、具体的な勉強方法を確認することをオススメします。勉強方法を確認するうえで大切なポイントは、実際に技術士1次試験に合格した方の情報であるかどうかです。なぜなら、実績がない情報源だと不確かな部分が多く、信頼性が低いからです。

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はいっ、今回は以上です。