国家資格である技術士の話です。
そのなかでも今回は1次試験の試験問題を深掘りして解説していきます。
技術士1次試験を受験するか迷っている人・これから勉強を始める人向け「技術士1次試験は問題を解く時間が十分にあるか知りたい。試験問題の1問あたりに使える時間を知りたい。さらに、1問あたりに使える時間を科目別にも教えて欲しい。あとついでに技術士1次試験の問題を解くうえで何かコツがあれば教えて欲しいな~。」
こういった疑問に答えます。
✔本記事の内容
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そのため、試験の合格に特化したコメントを一歩踏み込んで出来ます。ここでは、技術士1次試験の試験問題を解くスピード感を知ってもらえればいいな~と思っています。
試験時間より1問あたりに使える時間の方が大切【1問あたり〇分を紹介】
技術士1次試験は、全体の試験時間より、1問あたりに使える時間の方が大切です。
なぜなら、全体の試験時間がいくら長くても、それ以上に問題数が多かったら問題を解くことも出来ず、試験を終える可能性があるからです。
例えば、次の2通りではどちらが試験時間に余裕があると思いますか?
答えは、②番です。
1問あたりに使える時間に換算すると次のとおり。
ご覧とおり、①<② となり、①のほうが1問あたり使える時間が少ないのが分かるかと思います。特に、試験時間が足りない状態だと、内容が分かる問題も回答できないので非常に勿体ないです。
つまり、技術士1次試験の試験時間は、1問あたりに使える時間を考え、試験問題を解くスピード感を把握しておくべきということです。
技術士1次試験の試験時間【計4時間】
技術士1次試験の試験時間は次のとおり。
技術士1次試験は、3科目に分かれており、それぞれの試験時間の合計は4時間です。
技術士1次試験の全科目における回答数【全科目55問】
技術士1次試験の問題数に対する回答数は次のとおり。
技術士1次試験で回答する問題数の合計は55問です。
試験問題の回答数から見た1問あたりに使える時間【1問あたり4分22秒】
技術士1次試験の問題の回答数から見た1問あたりに使える時間は、4分22秒です。
計算の根拠は次のとおり
まだ勉強を始めていない場合は、1問あたりに使える時間を聞いてもピンとこないかもしれませんが、技術士1次試験は、選択肢5つと多く設定されているため、思っている以上に試験時間は短く感じるかもしれません。
技術士1次試験の全問題数から見た1問あたりに使える時間【1問あたり3分しかないの⁉】
先ほどは、技術士1次試験の試験問題の回答数から見た1問あたりに使える時間でしたが、ここでは、試験問題の問題数から見た1問あたりに使える時間をお伝えします。
なぜなら、技術士1次試験は、出題される試験問題のうち受験者の判断で指定の回答数を選び、問題を解くからです。
試験問題の回答数から見た1問あたりの時間で十分では思われたかもしれませんが、実際の試験では回答しない問題についても試験問題の内容を確認し、回答しないという判断を受験者がおこなう必要があるので注意が必要です。
そのため、回答しない問題であって試験時間を使い内容を確認するので、実際の試験問題を回答するスピード感としては、試験問題の回答数ではなく、問題数のほうが正しいかもしれません。
技術士1次試験の試験科目別の問題数【全科目80問】
技術士1次試験の試験問題の問題数は次のとおり。
技術士1次試験の試験問題の問題数の合計は80問です。
試験問題の問題数から見た1問あたりに使える時間【1問あたり3分】
技術士1次試験の試験問題の問題数から見た1問あたりに使える時間は、3分です。
計算の根拠は次のとおり。
試験科目によってバラツキはありますが、試験問題の1問あたり使える時間である3分は思っている以上に短いです。
なぜなら、技術士1次試験は、マークシート形式で回答するため、全ての選択肢を読み込み、試験問題を回答する必要があるからです。
さらに、技術士1次試験は、選択肢が4択の国家資格があるなか、選択肢が5択なので、より試験問題の回答に時間がかかるかもしれません。
つまり、試験時間を意識して問題を解くことが重要といえます。
技術士1次試験の試験科目別に考える1問あたりに使える時間【基礎科目は厳しい、、】
実際の試験では、試験科目別に考える1問あたりに使える時間が最も大切です。
なぜなら、技術士1次試験は、それぞれの試験科目で試験時間が分けられているため、科目ごとに試験時間や問題を解く時間を考える必要があるからです。
例えば、適性科目は、十分に試験時間があったけど、基礎科目は時間が足りず、問題の回答が間に合わなかったでは試験に落ちてしまうということです。
基礎科目の1問あたりに使える時間【1問あたり2分】
試験の問題数から見た基礎科目の1問あたりに使える時間は2分です。
計算の根拠は次のとおり。
基礎科目は、他の科目と比べ、1問あたりに使える時間が最も少ない科目です。
そのため、基礎科目は問題数30問のうち、“分かる問題”と“分からない問題”を早く判断できる力が問われる科目といえます。
実際に試験勉強を始めたときも問題の難しさを判断することを意識して勉強を進めてくださいね。
適性科目の1問あたりに使える時間【1問あたり4分】
試験の問題数から見た適性科目の1問あたりに使える時間は、4分です。
4分は回答数から見た時間と変わりませんが、これは問題数と回答数が同じだからです。
計算の根拠は次のとおり。
適性科目は、他の科目と比べ、1問あたりに使える時間が最も長いです。
ただし適性科目は、出題問題を全て回答する科目なので、回答に必要なキーワードを確実に覚えておく必要がある科目といえます。
回答する問題を選べないため、分からない問題が出題された時のプレッシャーは他の科目と比べて大きいかもしれません。
専門科目の1問あたりに使える時間【1問あたり3分26秒】
試験の問題数から見た専門科目の1問あたりに使える時間は3分26秒です。
計算の根拠は次のとおり。
専門科目は、他の科目と比べ、1問あたりに使える時間が中間的に位置する科目です。
ただし試験時間に余裕があるわけではありません。また基礎科目と同じく、専門科目は出題問題から回答する問題を選ぶ科目なのため、“分かる問題”と“分からない問題”を早く判断できる力が問われます。
まとめ|問題を解くスピード感が分かったら、合格できる試験問題の理解度を把握セヨ
今回の記事のまとめです。
今回は、試験問題に回答する実際のスピード感をお伝えしました。技術士1次試験は、全般的に試験時間が足りなくなる傾向にあるので、普段の勉強のなかでも回答時間を意識して勉強を進めることをオススメします。
また実際の試験では、試験問題に対して、どのくらいの理解度があれば合格できるか? を把握しておくと試験の時に焦らずに回答を進めることができます。
合格基準は、各科目50%以上ですが、実際の試験では、試験問題のうち50%以上を理解していなくても十分に合格基準に達することが出来るということです。詳細は別のブログで紹介しているので確認してみ下さい。
【合格者の思考】技術1次試験の問題のうち27%分かれば合格できる⁉ - 地味な投資で食っていく、社畜サラリーマンのブログ
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はいっ、今回は以上です。