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技術士1次試験の押さえるべき試験概要ポイント3選【合格者が感じた試験科目の特徴】

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国家資格である技術士の話です。
そのなかでも今回は1次試験の試験概要にフォーカスして説明していきます。

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技術士1次試験を受験するか迷っている人・これから勉強を始める人向け技術士1次試験の試験スケジュールを知りたい。技術士1次試験の試験会場や会場別の受験者数を知りたい。あとついでに試験科目の概要をざっくりと教えて欲しいな~。」

こういった疑問に答えます。

 本記事の内容

  • ポイント①技術士1次試験の試験スケジュールを手帳やスマホへ記入セヨ

  • ポイント②試験会場は試験当日の動きを想定すればOK

  • ポイント③試験科目は、ざっと目を通すくらいで良い【詳細は勉強を始めないと分からない】

  • まとめ|試験概要を把握したら試験問題を深掘りセヨ!【1問あたりに使える時間知っている?】

 

本ブログの著者

  • 建設業でサラリーマンとして働きながら、技術士1次試験に合格することができた
  • 技術士1次試験のほか、技術系の資格を10個ほど持っている

  • 会社の資格担当として今まで受験者を500人以上見てきた

そのため、試験の合格に特化したコメントを一歩踏み込んで出来ます。ここでは、技術士1次試験の試験概要について知ってもらえればいいな~と思っています。

 

ポイント①|技術士1次試験の試験スケジュールを手帳やスマホへ記入セヨ

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試験スケジュールは手帳やスマホのスケジュールアプリに記入するべきです。

なぜなら試験スケジュールを押さえておかないと試験を受験することすら出来ないかもしれないからです。

特に試験の申込みが始まるまでに時間があると、気づかぬうちに申込み期限を過ぎていたということは良くある話です。

 

試験スケジュール全般【受験者は必須です】

技術士1次試験の試験スケジュール全般は次のとおり。

  • 試験日:11月下旬の日曜日(合格発表:4月上旬)
  • 試験申込期間:6月中旬~下旬ごろ

 

試験スケジュールを図で表現すると次のとおり。

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見ていただくと分かるとおり、技術士1次試験は、試験の申込みから試験日までの期間が一般的な試験より長く確保されています。

そのため、試験日だけ意識していると試験の申込みが忘れやすい試験スケジュールと言えるかもしれません。

つまり、試験の申込み忘れが起きないように、ちゃんと手帳やスマホに記入するべきということです。

 

ポイント②|試験会場は試験当日の動きを想定すればOK【全国12会場】

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試験会場は、試験当日の動きをイメージできればOKです。

なぜなら、住まいによっては試験前日に宿泊が必要となり、事前にホテルの予約などの準備が必要になるからです。

具体的な試験会場は次のとおり。

 

どの試験会場でも合格のしやすさは変わらないので、住まいから最も行きやすい試験会場を選べば良いです。

ちなみに、現在あなた住んでいる都道府県に試験会場があったとしても別の都道府県の試験会場を選んでも問題ないです。具体的には、東京都に住んでいても神奈川県の試験会場で受験しても良いということです。

 

試験会場別の受験者を紹介【首都圏で40%受験】

試験会場別の受験者は、約40%は首都圏(東京都、神奈川県)で技術士1次試験を受験しています。具体的な試験会場別の令和2年の受験者は次のとおり。

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受験者が最も多い東京都と、最も少ない沖縄県を比べると、受験者に約23倍の違いがあります。

 

ポイント③|試験科目は、ざっと目を通すくらいで良い【詳細は勉強を始めないと分からない】

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試験科目は、大まかに目をとおす程度で良いです。なぜなら、詳細は勉強を始めてからじっくり確認すれば良いからです。

勉強を始める前であれば、試験は3科目あり、科目ごとのイメージが把握しておけば十分です。

技術士1次試験の試験科目は次のとおり。

  • 基礎科目
  • 適性科目
  • 専門科目

それぞれ説明していきますね。

 

①基礎科目→試験範囲が幅広く、難しい問題は避けるが鉄則

基礎科目は、『科学技術全般にわたる基礎知識』を問われる科目です。

基礎科目は、全部で5群に分かれており、それぞれの群から6問出題され、そのうち3問を回答します。なので、1群につき3問を回答し、5群まであるので、全部で15問を回答することになります。

基礎科目の1群~5群の内容は次のとおり。

  • 1群:設計・計画に関するもの
  • 2群:情報・倫理に関するもの
  • 3群:解析に関するもの
  • 4群:材料・化学・バイオに関するもの
  • 5群:環境・エネルギー・技術に関するもの

 

試験範囲が広いため、細かい内容は伝えるのは難しいですが、試験内容のざっくりしたイメージは、試験範囲が幅広いため、難しい問題は避けることが大切です。

なぜなら、試験問題の中には、難しい問題や易しい問題があるため、比較的に易しい問題で点数を稼いだほうが合格の近道だからです。

話は変わりますが、出題問題から回答する問題を選択する割合が多いほど、想像している以上に回答に時間がかかるため、1問あたりに使える時間はイメージをつかんでおいた方が良いかもしれません。

 

②適性科目→紛らわしい問題が多いため、キーワードを正確に覚える

適性科目は、『「技術士等の義務」の規定の遵守に関する適性』を問われる科目です。

適性科目は、他の科目と違い、唯一全問を回答する科目です。そのため、出題問題の当たり外れが大きい科目かもしれませんが、試験内容のざっくりしたイメージは、紛らわしい問題が多いため、キーワードを正確に覚えることが大切です。

具体的には、法規の穴埋め問題では、どの選択肢のキーワードを選んでも文章の意味が通じるように問題を作成されているため、出題されそうなキーワードを確実に覚えることが得点に繋がることになります。

 

③専門科目→仕事上の専門分野と近いほど勉強しやすい

専門科目は、『受験者があらかじめ選択する1技術部門に係る基礎知識及び専門知識』を問われる科目です。専門科目は、基礎科目のように群では分かれておらず、全部で35問出題され、そのうち25問を回答します。

試験内容のざっくりとしたイメージは、仕事上の専門分野と近いほど勉強しやすいということです。なぜなら、技術士1次試験の技術部門は、数多くある技術分野を技術部門という形で20分野に集約しているからです。

そのため、どうしても仕事上の専門分野から近い内容と遠い内容が出てきてしまいます。つまり、選択した技術分野が仕事上の専門分野と内容が近いほど勉強がしやすいため合格に繋がるということです。

 

まとめ|試験概要を把握したら試験問題を深掘りセヨ!【1問あたりに使える時間知っている?】

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今回の記事のまとめは次のとおり。

  • 試験スケジュールを手帳やスマホへ記入→申込み期間6月中旬~下旬【忘れ防止】
  • 試験会場は、宿泊の有無を早めに確認するべき【ホテル予約忘れずに】
  • 試験科目は、ざっと目を通すくらいで良い【詳細は勉強を始めてからで十分】
  • 基礎科目は、試験範囲が幅広く、難しい問題は避けるが鉄則
  • 適性科目は、紛らわしい問題が多いため、キーワードを正確に覚える
  • 専門科目は、仕事上の専門分野と近いほど勉強しやすい

 

試験概要は、全体的に目を通したら、試験スケジュールなどの大切な日にちは、忘れ防止のために手帳やスマホに記入するべきです。

つぎに試験概要を把握したら、試験本番をイメージした試験内容の確認をオススメします。具体的な試験本番のイメージとは、試験1問あたりに使える時間を出しておくということです。

特に技術士1次試験は、出題数に対して回答する問題を選択する形式なので、想像している以上に試験時間は短く感じるかもしれません。

別のブログでは、1問あたりに使える時間を科目別に算出しているので良かったら見てください。

試験時間より1問あたりに使える時間の方が大切【1問あたり〇分を紹介】 - 地味な投資で食っていく、社畜サラリーマンのブログ

 

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はいっ、今回は以上です。