いつもお疲れ様です。イデヲです。
国家資格である電験3種の話です。
そのなかでも今回は、①電験3種とはなにか、②電験3種のできることについて説明していきます。
電験3種の試験を受けるか迷っている人「電験3種とはないか知りたい。電験3種の資格を持っていると何ができるか知りたい。」
こういった疑問に答えます。
✔本記事の内容
ぼくは、建設業でサラリーマンとして働きながら、電験3種の試験に合格することができました。試験は一発合格と言いたいところですが、3回目の試験でやっと合格することができました。
そこまでして資格をとりかった理由についてもコメントできます。ここでは、電験3種とは何か知ってもらえたらと思っています。
電験3種とは何か?
電験3種は正式名称を「第3種電気主任技術者試験」といい、第3種から第1種に分類されている国家資格です。
具体的には、工場やビルなどに設置されている電気設備の保安や監督を行うための資格です。
電験は略称です
電験は電気主任技術者試験の略称です。電気主任技術者試験の最初と最後の文字をとったものが、「電験」となるからです。
そのため、資格ではなく、あくまでも試験の名前となります。
これは、電気主任技術者試験の名称が長く、電気系の国家資格としては受験者が多く人気がある試験なので、略した「電験」という名称が知られるようになったと思われます。
電気のスペシャリスト
なぜなら、電気設備の保安監督は、電気主任技術者の「独占業務」となるからです。
独占業務と言われる理由は、国家試験を合格した電気のスペシャリストである電気主任技術者が、電気設備を適切に運用するように法律で定められているからです。
仮に、電気設備をちゃんとした方法で運用できなかった場合は、自身のビルが原因で周囲の地域を停電させてしまうこともあります。
電気工事士とは違うのか
電気系の国家資格として、電気工事士という資格もありますが、電気主任技術者とは全く違う資格です。
なぜなら、電気工事士は、屋内配線や照明器具の取り付けいった、実際に工事を行うことができる資格だからです。
電気主任技術者と電気工事士のざっくりとした違いは下記の通りです。
どちらも法律で定められた国家資格でありますが、電気主任技術者のほう試験の難易度も難しいため、電気工事士の上位資格にあたるのが電気主任技術者となります。
電験3種のできること
これまで、電験3種について説明してきましたが、ここではもう少し具体的に説明していきたいと思います。
電験3種で保安・監督できる範囲
電験の3種~1種の違いは、保安監督できる建物の規模です。
電験3種から1種になるにむけて保安監督できる建物の規模が大きくなります。具体的には、次のとおりです。
電圧だけではイメージがつくにくい方は、次のとおりです。
電験3種をとるメリット
電験3種は、難しい資格でありますが、取得するメリットは沢山あります。
取得するメリットは良く確認しておかないと、勉強を続けるモチベーションの維持が出来なくなることもあるので、しっかりと確認しておくべきですね。
収入アップ
会社にもよりますが、電気3種の資格を取得することで、手当てが支給されるケースがあります。
会社としても、それなりの動機付けできるようなメリットを準備しておかないと資格の取得者を増やせないと考えているからだと思います。
手当ての種類としては、給料のベースアップや一時金という形があるので、ご自身の会社の制度を確認してみてください。
転職に有利
電験3種をもっていると転職に有利になります。
なぜなら、建物の電気設備を適切に運用するために、全ての建物において電気主任技術者を選任するように法律で定められているからです。
そのため、建物が存在する限り、電気主任技術者の需要がなくなることがなく、これからも転職に有利に働くことは変わらないと思われます。
定年後も仕事に困らない
電験3種の資格をもっていると、定年後も仕事に困らないことが多いです。
これは、転職に有利に働くことと同じ理由ではありますが、全ての建物において電気主任技術者を選任するように法律で定められており、その需要はこれからもなくなることはないと考えられているからです。
まとめ|電験3種をとりたかったら試験を受けよ
今回のまとめです。
電験3種がどんな資格であるか、取得することによるメリットなどは分かってもらえたと思いますが、実際に電験3種の資格を取得したかったら、試験について調べておいたほうが良いと思います。
試験の難易度やどんな試験であるかは、僕の別のブログで紹介しているので参考にしてください。
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はいっ、今回は以上です。