国家資格である消防設備士の話です。
そのなかでも今回は試験の申し込みについて説明していきます。
消防設備士の試験をこれから申し込みする人「試験の申し込み方法を知りたい。申し込み時の注意点があれば教えてほしい。書面申請や電子申請について詳しく教えてほしい。あと、初めて消防設備士の試験を受験するので申し込みの手順を教えてほしいな~。」
こういった疑問に答えます。
✔本記事の内容
ぼくは、建設業で働くサラリーマンとして働きながら、消防設備士の試験に合格することができました。消防設備士の資格は、甲種1類と甲種4類と甲種5類に合格してます。
実際に消防設備士の資格を持っているからこそバランスよくコメントできます。ここでは、消防設備士の試験の申し込みについて知ってもらえればいいな~と思っています。
消防設備士の試験の申し込み方法(電子申請はNG多い)
消防設備士の試験の申し込み方法は、“書面申請”と“電子申請(いわゆる、インターネット申し込み)”の2種類です。
申請方法は、2種類ありますが、使用できる条件がそれぞれ違います。
ざっくりいうと、次のとおり。
つまり、甲種試験を初めて受験する人は電子申請ではなく、書面申請のみということですね。
書面申請
ぶっちゃけ、書面申請はメンドイです。
その理由は、電子申請に比べると書面申請は、“手間が大きい”からです。
具体的には、書面申請では、申込書(願書)を入手したり、受験料を郵便局で支払わいといけません。
請書の書き方については、試験案内に詳しく書いてあるので問題なく作業を進められると思いますが、やはり手間ですね、、。
申込書(願書)はどこでもらえる?
試験の申込書(願書)の入手方法は次のとおり。
なので、あなたが住んでいる近くの消防署で入手できます。入口の近くのガラス張りの受付があるので、その中の人に言えばもらえます。
消防署によるかもだけど、僕のときは祝日に行っても申込書を入手できました。
他の県で受験したいけど出来るの?・他の県で受験する対処方法
結論からいうと、“問題なし“です。
受験願書や受験料払い込み表は全国共通だからです。
でも、郵送で送る場合は、送り先の住所を変更しなければなりません。
例えば、下の写真は元々が東京版でしたが、神奈川県で受験したいときは、その住所に書き直せばOK。住所は試験元のHPにあります。
どの種類を受験するか決めてないけど申し込みを進めたい
消防設備士の資格はいくつか種類がありますが、申請書は共通です。
ただ消防署では、別の資格も取り扱っているので、“消防設備士の申込書”とちゃんと伝えれば問題ないかと。
だけど、甲種と乙種で受験料が違うので、受験料の払い込み表には、甲種か乙種の受験料を書いて払い込みましょう。
※ちなみに受験料は非課税なので、上記の受験料のお金のままでOK。
電子申請(いわゆるインターネット申し込み)
電子申請ができる人は、電子申請一択です。
先ほども言いましたが、電子申請は圧倒的に便利だからです。だけど、利用には少し条件があるので、ちゃんと確認しておきましょう。
科目免除するときは電子申請ができないかも
電気工事士の免状など、消防設備士の免状以外で、試験の科目の一部を免除するときは電子申請できません。
消防設備士の情報であれば試験元で管理してますが、他の資格情報は管理してないため、改めて登録するからだと思います。
この条件は、甲種と乙種で共通です。つまり、乙種であっても、電気工事士の免状で試験の科目を免除するときは書面申請のみ。
複数受験は電子申請ができない
複数受験するとは電子申請ができません。
試験元のシステム上、ややこしくなるからだと思います。
ただ、そもそも複数受験できる人が、かなり限られた人なので問題ないかと。
再受験者は、手間を減らせる
再受験者の場合は、電子申請ができます。
一度受験しているので、試験元に情報が登録されているからですね。再受験を考えている人は、前回の受験票(控)か試験結果の通知書を探しておきましょう。
あと、これから受験する人で、万が一、試験に落ちてしまったら、受験票や試験結果の通知書を大事に保管しておくべき。
消防設備士の試験の申し込み時の注意点
つぎは、試験の申し込みするときの注意点です。知らないと、いらぬ手間が増えることもあるので、ちゃんとおさえておくべきですね。
申し込み期限が違う(書面は消印有効)(消防署でもOK)
書面申請と電子申請では、申し込み期限が違います。
電子申請をできるのに、申し込み期限に間に合わず、結局、書面申請したという話をよく聞きます。
勉強時間が減ってしまうことになるので、合格からは遠のくばかり、、。
前もってのスケジュール管理が大切ですね。
免状交付の手数料は、「収入証紙」又は「現金書留」
試験に合格後の話ですが、消防設備士の免状の交付には手数料がかかります。その免状交付の手数料には、「受験地の都道府県の収入証紙」か「現金書留」で支払います。
つまり、“受験地の都道府県の収入証紙”が必要ということです。
収入証紙は都道府県ごとで別ものなので、住んでいる居住地と受験地が同一である場合は、近くの販売書で収入証紙を買えばOK。
しかし、住んでいる居住地と受験地が異なる場合は、“受験地の都道府県で収入証紙を購入する“か、”現金書留“で支払います。現金書留は手数料がかかるので、少し割高ですね、、。
まぁ、金額はさほど変わらないので、勉強に集中すれば良いかと。※”収入証紙“と”収入印紙“は違うので注意です。
初心者のための申し込み手順(行動リスト)
初受験者を対象にして申し込みの7つの手順を紹介します。
これだけやれば受験できるとう目線ですので、科目免除したい場合は、試験元のHPを確認してみてください。
乙種は、受験資格がなく誰でも受験できるので、申し込みの手順が少し減ります。
行動①:受験する資格の種類を決める
消防設備士は、いろいろな消防設備に対応するために数多くの種類の試験があります。まずは、受験する資格の種類を決めることが始めます。
まだ受験する資格の種類を決めていない人は、僕の別ブログを参考にしてください。
行動②:申込書(願書)を取り寄せる(甲種のみ)
乙種試験の受験者は、電子申請できるので、行動②は不要です。
甲種試験の初受験者は、電子申請ができないので、書面申請のための申込書を入手しましょう。
行動③:卒業証明書を入手する(甲種のみ)
乙種試験は、誰でも受験できます。従って、卒業証明書は不要なので、行動③は不要です。
甲種試験は、受験資格として学歴などが求められます。必要に応じて、卒業した学校から卒業証明書を入手してください。
卒業した学校が近くにあれば問題ないですが、遠くにある場合は、郵送での対応となります。郵送の場合は、卒業証明書が手元に届くまでに、わりと時間がかかるので時間に余裕をもって対応すべきです。
行動④:受験料を支払う(郵便局の窓口)
郵便局の窓口で受験料を支払います。
郵便局の窓口は平日の限られた時間しかやっていないので、仕事の都合をつけて受験料を支払いに行かなくてなりません。
行動⑤:写真を準備する
受験票に張り付ける写真を準備します。
写真の大きさは、縦4.5mm×横3.5mmなので、コンビニの近くにあったりする証明書の撮影機で、すぐに入手できます。
行動⑥:受験案内を参考に申込書を書く
やっと申込書を書けますね。
書き方は、受験案内に丁寧に書いてあるので、確認しながら進めれば問題ないかと。
行動⑦:申込書を簡易書留で郵送する
さいごに申込書の提出です。必要なものが全て封筒に入っているか最後に確認してから郵送しましょう。
郵送は、簡易書留とするため、郵便局の窓口で対応しなければなりません。郵送は、消印有効なので、申し込み期間の最終日までに郵便局の窓口で対応してもらえればOK。
まとめ:申し込み前に試験は始まっている
消防設備士の試験の申し込みについて、大きな流れは分かってもらえたと思います。
まだ受験する資格を決めていない人は、早く決めちゃいましょう。そして受験する資格を決めたら勉強を早く始めるべきですね。
申し込み期限の最終日は、だいたい試験の45日前なので、それから勉強すると少し遅いかと。
消防設備士の資格について、試験の難易度などを知りたい人は、良かったら僕の別のブログを見てください。
はいっ、今回は以上です。
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