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1級管工事施工管理技士の受験資格や実務経験は間違いやすい【試験元に聞いてみた】

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いつもお疲れ様です。イデヲです。

今回は、1級電気工事施工管理技士の資格をとりたいと思ったけど、受験資格があるか分からない人に向けて書かれたものです。なかには、実務経験がいるみたいだけど何年くらい必要かしたい人実務経験はどんな業務内容があてはまるか知りたい人逆に実務経験に当てはまらない業務を知りたい人、もいると思います。

今回は、「1級管施工管理技士の受験資格があるか確認したい。」

こういった疑問に答えます。

 

本記事の内容

・受験資格はややこしい、実務経験はもっとややこしい

・知らないと受験できない、実務経験の話

 

ぼくは建設業で働くサラリーマンとして現場での仕事を頑張りつつ、1級管工事施工管理技士に一発で合格することができました。

 

あまり勉強は得意なほうではありませんでしたが、行きと帰りの電車のなかでコツコツと勉強することで、なんとか受かることができました。

 

今回は受験資格にフォーカスして説明していきますが、間違えると法律に違反にもつながるので、しっかりと確認しておきましょう。

 

受験資格はややこしい、実務経験はもっとややこしい

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会社からは、1級管工事施工管理技士の資格を受けるように言われるけど、めんどうに思ったことはありませんか? 仕事が忙しくて、受験の手引きを確認するのすら出来なかった経験はないですか?

 

ここでは、忙しいあなたのため、試験元の(一財)全国建設研修センターの「受験の手引き」に書いてある、受験資格や実務経験について、大切なところをピックアップしたので、受験を考えているときは、ざっと目を通してください

 

受験資格は絶対です(実務経験について説明します)

受験資格は、受験者の全員が必ず守らなければなりません。

 

なぜなら、1級管工事施工管理技士は、建設業法に基づいた国家資格であり、守らなかったときには法律違反になるからです。

 

つまり、気づかずに法律違反をしてしまったとしても、会社だけでなく、個人も罰せられます

 

最終学歴による違い

学歴】

■大学卒業者(大卒)

・指定学科:卒業後3年以上の実務経験

・指定学科以外:卒業後4年6ヵ月以上の実務経験

■短期大学卒業者・高等専門学校(5年制)卒業者(高卒)

・指定学科卒:卒業後5年以上

・指定学科以外:卒業後7年6ヵ月以上

【資格】

■2級管工事施工管理技術検定合格者

・合格後5年以上

・ある条件に満たすと、実務経験が5年未満の場合でも受験できるかもしれないので、該当するときは受験の手引きを確認しましょう。

参照:(一財)全国建設研修センター

 

※指定学科と実務経験については後ほど説明しますが、ここでは、卒業している学科により、必要な実務経験の年数が違ってくることを覚えてください。

 

 

大学の学科による違い(いわゆる、指定学科のことです)

実務経験は、大学による違いはないけど、学科による違いはあります。

 

なぜなら、1級管工事施工管理技士の業務に近いと思われる学科については、その分を実務経験に反映したからです。

 

つまり、1級管工事施工管理技士に相応しいと思われる学科を卒業しているときは、必要な実務経験が短くてすみます。ちなみに、その学科のことを指定学科と呼びます。

指定学科:建築学科、環境学科、土木学科、電気学科、電気通信学科、機械学科、 など

 

他にもいろいろあるので、試験元のホームページを確認してみてください。少し学科名が違うと思ったときも、そういった違いもホームページに書いてあります。

 

緩和とか短縮というわけではなく、個人の過去の状況により、実務経験の年数が決められるということですね。

 

覚えておいてほしいこととしては、学歴や資格で受験したとしても、いずれにしても、1級管工事施工管理技士を受験するときには、実務経験が必要になることです。

 

知らないと受験できない、実務経験の話

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1級管工事施工管理技士を受験する場合は、実務経験が必要となります。

 

実務経験についても建設業法に定められているからです。

 

つまり、受験資格のときと同じく、ここを間違えてしまうと法律違反となってしまうので、ちゃんと確認しておきましょう。

 

意外に気づかない、実務経験にならない業務

まずは、実務経験として認めらえる内容としては、管工事施工管理に関するものです

 

管工事施工管理に含まれるものとしては、冷暖房設備工事、空気調和設備工事、換気設備工事、給排水設備工事、消火設備工事とかです。まだまだたくさいあるので、気になる方は、試験元のホームページを確認してください。

 

注意点としては、ずっと現場にいれば問題ないと思いますが、サラリーマンだと、入社後のまとまった長い研修とか人員の配置ローテーションなどで積算業務をおこなうこともあると思いますが、こういった業務は実務経験として認められないので、注意です。

 

ややこしいので、試験元にも聞いてみました

僕なりに解釈すると、こんな感じです。

(質問)実務経験に研修は含まれるか?

(回答)研修によります

(質問)入社後に行う座学の研修は実務経験に含まれるか?

(回答)工事現場の施工管理ではないので、実務経験に含まれません

(質問)研修という名目で、工事現場で施工管理を行う場合は実務経験に含まれるか?

(回答)名目はどうあれ、工事現場で施工管理を行っているのであれば、実務経験に含まれます

(質問)支店や営業所で行う積算や見積業務は実務経験に含まれるか?

(回答)実務経験に含まれません。

 

 

間違えやすい大切な注意点を教えます(資格を返上した事例あり)

実務経験の年数の考え方は少し複雑であり、特に気をつけなければなりません。

 

なぜなら、ある企業では、実務経験の間違いがあり、資格を返上した事例があるからです。

 

具体的には、実務経験を重複することがダメであり、ポイントが2つあります。

 

ポイント①:現場ごとの重複

いくつもの現場を施工管理していても、同じ期間内での実務経験は重複させることができません。イメージはこんな感じです。

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参照元:(一財)全国建設研修センターHP

 

ポイント②:他の施工管理技士との重複

施工管理技士には、管工事の他に7種類あり、1期間に申請できる工事の種別は、1種類までです。

 

こちらは手引きにも明確に書いてあり、ちゃんと規定されているからです。

 

つまり、指定学科の大学の卒業者は、実務経験が3年いるので、管工事に加えて、電気工事と電気通信工事を受験するときは、9年間の実務経験が必要になってくるということです。

 

こんなときは実務経験に含まれるの?海外?転職?

実務経験は何度もいいますが、ややこしいです。が、考え方はシンプルです。建設現場で施工管理をしていたかどうかです。

 

この考え方を基にして、少し整理してみました。

・営業は? 実務経験にならない

・設計は? 実務経験にならない

・転職は? 転職は関係なく、建設現場で施工管理していれば、実務経験になる

・前職? 前職でも、建設現場で施工管理していれば、実務経験になる

・派遣は? 派遣でも、建設現場で施工管理していれば、実務経験になる

・発注者は? 現場監督として業務していれば、実務経験になる(補助者もOK)

 

まとめ:自分で受験資格を確認しましょう

1級管工事施工技士の受験資格会社に言われたからではなく、自分を守るためにも、自分の受験資格は、ちゃんと自分で確認しましょう。

 

今回のまとめ

・受験資格は、ややこしいですが、ちゃんと確認しましょう

・実務経験は、さらにややこしいですが、ちゃんと確認しましょう

 

 

今回は以上です。

 

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