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電験3種の機械が最難関という噂は本当か⁉【機械の試験元データ一覧】

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いつもお疲れ様です。イデヲです。
国家資格である電験3種の話です。

そのなかでも今回は、「機械」ついて説明していきます。

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電験3種の試験を受けようと思っている人電験3種の機械について知りたい。機械の試験内容やポイントを知りたい。あと、ついでに機械の合格点や合格率を教えて欲しいな~。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • 電験3種機械の試験情報

  • 電験3種の機械が最難関という噂は本当か⁉

  • 勉強する前に知っておくべき、機械を試験データ2選

 

 

ぼくは、建設業でサラリーマンとして働きながら、電験3種の試験に合格することができました。

試験は一発合格と言いたいところですが、3回目の試験でやっと合格することができました。機械の科目は3回目で合格しているので、なかなか合格することが出来ませんでした、、。

試験をたくさん受験しているからこそ一歩踏み込んでコメントできます。ここでは、電験3種の機械について知ってもらえたらと思っています。

 

電験3種機械の試験情報

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電験3種機械の試験情報はポイントを絞って確認すべきです。

なぜなら、機械は内容が非常に難しいのに加え、出題範囲が広いことからポイントを絞らないと内容が良く分からないからです。

つまり、全体のイメージをつかむには、ポイントを絞る必要があるということです。

 

機械の出題範囲はとにかく広い

他の科目に比べて機械の出題範囲が広いです。

なぜなら、分野数の多少の違いは出てきますが、他の科目に比べて機械の分野数が2倍くらいあるからです。

具体的な分野数は次のとおりです。

  • 理論:5分野

  • 電力:4分野

  • 機械:9分野

  • 法規:4分野

 

 

分野の分け方によっては、多少の違いはあるにせよ、他の科目に比べて多いのが分かるかと思います。

 

機械の出題分野

機械の出題分野は次のとおりです。

(分野①)回転機:直流機、誘導機、同期機

(分野②)変圧器:変圧器の基礎、変圧器の応用

(分野③)パワーエレクトロニクス半導体バイス、電力変換方式

(分野④)電動機応用:はずみ車、エレベータの昇降、ポンプによる揚水、送水機

(分野⑤)証明:照明器具、証明の計算

(分野⑥)電熱:電気加熱、ヒートポンプ

(分野⑦)電気化学:電池、電気分野

(分野⑧)自動制御:自動制御の種類、ブロック線図、伝達関数

(分野⑨)情報:論理回路、プログラミング、n進数

 

機械と言いますが、9分野のうちに「情報」も入っています。

これは、以前は6科目であったのを4科目へ変更したからです。

つまり、6科目あった科目を4科目へ統合する必要があったため、現行の機械という名称では、少し違和感のある分野が残っているということです。

 

機械の試験内容

機械の試験内容について、問題数と配点は次のとおりです。

  • 機械:14問(各5点)+3問(各10点)=問題数17問

 

機械の問題数は、理論や電力と同じです。

そのため、電験3種全般ですが、問題数が少なめであるため、1問あたりの配点が高くなっています。

試験は、100点満点であり、そのうち60点以上を満足すれば機械科目に合格できます。

ただし、例年、機械の難易度は高く合格基準を下げることも珍しくありません。

合格基準については後ほど説明したいと思います。

 

電験3種の機械が最難関という噂は本当か⁉

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機械は、電気のことを良く理解しておかないと出題問題の意味さえ分からず、全く歯が立たないです。

個人的にも最も勉強が進みにくく苦労した科目が機械です。

ここでは、仮に僕自身がこれから試験を受けるとしたら、勉強を始める前に知っておきたかった内容を説明したいと思います。

 

機械に攻略方法はない

結論から言うと、電験3種の機械については、攻略方法はないです。

これは、勉強時間を確保せずに簡単に合格できるような科目ではないからです。

過去問といった演習問題をベースにして、公式を活用できるようにちゃんと時間時間を確保し、着実に勉強を進めていくことが機械の攻略に繋がります。

実際には、勉強を継続することが難しく、途中で試験を受験することすら諦めてしますのが電験3種です。

そのため、電験3種の機械の合格には、勉強時間少なくて済むような近道はないですが、きちんと勉強を継続できるような勉強方法や仕組み作りが大切と思います。

 

機械は解説を徹底的に確認せよ

機械の勉強を進めるうえで、演習問題をやって、正解か不正解かを確認するだけで終わっていたら、ほぼ意味なしです。

まずは解説を良く確認して内容を理解するように勉強を進めていきましょう。

さらに、解説は全ての選択肢をちゃんと確認することが大切です。

なぜなら、設問として、合っている内容は、「なぜ合っているか。」、間違っている内容は、「なぜ間違っているのか。」を一つひとつ確認しなければ、類似問題に対応できないからです。

最初は、勉強に時間が掛かるうえで、理解もなかなか出来ないため、挫折しがちですが、繰り返し勉強を進めていくうちに徐々に勉強が軌道に乗ってくるので、それまでは耐えて勉強を続けていきましょう。

 

機械の出題傾向とコツ

電験3種の機械は、全部で9分野ありますが、「回転機」と「変圧器」を中心に勉強するべきです。

なぜなら、機械は全部で9分野ありますが、この「回転機」と「変圧器」から5割ほど出題されるからです。

要するに、出題されやすい問題から勉強した方が得点に繋がるということです。

また、回転機の「直流機」「誘導機」「同期機」と「変圧器」で「四機」と呼ばれるほど重要であり、一発合格を目指すには、この「四機」を集中に勉強しなければ合格は難しいです。

 

勉強する前に知っておくべき、機械を試験データ2選

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機械の試験データは、勉強を始める前に知っておくべきです。

なぜなら、試験の難易度を把握しておかないと、勉強を始めてはみたものの、内容の難しさからすぐに勉強を諦めてしまうかもしれないからです。

つまり、勉強を続けられる可能性を少しでも上げるためにも、試験元が公表しているような試験データは確認しておくべきということです。

 

機械の合格点

機械の合格点は、約54.2点です。

なぜなら、試験元が公表している過去10年間の合格率の平均だからです。

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過去10年間で最も高い合格点と最も低い合格点は次のとおりです。

  • 最も高い合格点:60点

  • 最も低い合格点:47.65点

 

合格点は、高いときと低いときで12点以上の差があります。

これは、他の科目に比べると最も合格点の差がある科目となります。

そのため、試験中にどれだけ問題が難しくても諦めずに最後まで問題をとくべきです。

なぜなら、仮に試験問題が難しく感じたら、それは合格点が低い年度である可能性が高いからです。

さらに、他の受験者も同じく難しいと感じていると思うので、試験中は余計なことは考えずに、1点でも多くの得点を取りに行く姿勢が大切です。

 

機械の合格率

機械の合格率は、13.7%です。

これは、試験元が公表している試験データの5年間の平均だからです。

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過去5年間で最も高い合格率と最も低い合格率は次のとおりです。

  • 最も高い合格率:20.1%

  • 最も低い合格率:6.2%

 

 

合格率は、高いときと低いときで14%ほどの差があります。

これは、合格点と同様に他の科目と比べると最も合格率の差がある科目となります。

最近の合格率は、以前に比べると合格率が高めとなっているので、多少は難易度が下がっているかもしれませんが、引き続き勉強が難しい科目であることは変わらないと思います。

 

まとめ:諦めずに勉強を続けることが大切

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機械の勉強は、試験範囲が広いのに加え、純粋な電気とは違うような科目であることから継続することが難しいとされています。

軌道に乗るまで勉強を継続できる気持ちや、勉強を継続できるような勉強法がより大切になってくる科目と思います。

電験3種の全般の難易度や勉強法については、僕の別のブログで紹介しているので参考にしてください。

 

■合わせて読みたい

電験3種の試験の難易度を知りたい方はこちら】

電験3種の勉強法を知りたい方はこちら】

 

 

はいっ、今回は以上です。