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電験3種の法規の暗記が大切という勘違い【試験元のデータも紹介します】

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いつもお疲れ様です。イデヲです。
国家資格である電験3種の話です。

そのなかでも今回は、「法規」ついて説明していきます。

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電験3種の試験を受けようと思っている人電験3種の法規について知りたい。法規の試験内容やポイントを知りたい。あと、ついでに法規の合格点や合格率を教えて欲しいな~。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • 電験3種の法規の攻略に向けて

  • 電験3種の法規は、暗記が大切という勘違い

  • 押さえておくべき、法規を試験データ2選

 

ぼくは、建設業でサラリーマンとして働きながら、電験3種の試験に合格することができました。

試験は一発合格と言いたいところですが、3回目の試験でやっと合格することができました。

法規の科目は3回目で合格しているので、なかなか合格することが出来ませんでした。

試験をたくさん受験しているからこそ一歩踏み込んでコメントできます。ここでは、電験3種の法規について知ってもらえたらと思っています。

 

電験3種の法規の攻略に向けて

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電験3種の法規は、4科目の集大成と言える科目です。

なぜなら、法規を理解するために、理論、電力、機械という科目を学習しているといえるからです。

逆に、ほかの3科目をちゃんと勉強していれば、学習する量が少なくてすみます。

 

試験範囲は、電気の法規や電気施設管理と広範囲におよぶ

法規の試験範囲は、広範囲です。

なぜなら、電験3種は、工場やビルなどの電気設備に関する工事・保守・運用などの保安監督者として従事することができる資格であり、多くの知識が求められるからです。

大まかな試験範囲は次のとおりです。

  • 【電気関係法規】電気事業法電気工事士法電気用品安全法 など
  • 【電気設備技術基準】保安原則と公害防止、配線の危険防止、電路の絶縁 など
  • 【電気施設管理】変電設備等の基準、施設の維持管理、力率の計算、需要率・不等率・負荷率 など

 

試験内容

法規の試験内容として、問題数と配点は次のとおりです。

  • 法規:10問(各6点)+3問(各13~14点)=問題数14問

 

試験の問題数は比較的に少ないため、1問あたりの配点が高いです。

そのため、ケアレスミスをせずに、得点できる問題で確実に正解していくことが大切といえます。

試験は、100点満点であり、そのうち60点以上を取れば法規科目は合格できます。

ただし、例年、試験の難易度が高く合格基準を下げることも少なくありません。

合格基準点については、後ほど過去の実績もふまえて説明していきます。

 

電験3種の法規は、暗記が大切という勘違い

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電験3種の法規は、暗記科目と認識されている方も多いですが、実は計算問題が40%ほど出題されます。

この計算問題をいかに得点源とするかが勉強を進めていくうえでのポイントとなります。

暗記することが得意なので、計算問題に力を入れなくても良いのでは?と思った方もいるかもしれませんが、法規は、電気関連法規、電気設備技術基準、電気施設管理と幅広く出題されるため、暗記を頼りに合格を目指すのは、おすすめできません。

つまり、計算問題で着実に得点を稼ぐことが法規科目の合格の近道といえます。

 

公式の覚え方のコツ

計算問題を得点源とするうえで大切なことは、公式を丸暗記しないことです。

なぜなら、公式を丸暗記しただけでは、試験問題に対応できないからです。

試験で得点を取るには、公式を活用できる状態にしなくてはなりません。

そのため、過去問や演習問題を通じて、どのように公式を活用していくか勉強していきます。

つまり、法規で出題されるような公式は、暗記ではなく活用できるようにしておくということが重要です。

 

押さえておくべき、法規を試験データ2選

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法規の勉強を進めていくうえで、過去の合格点や合格率は最低限おさえておくべきです。

なぜなら、過去のデータを把握しておかないと法規の難易度が分からないまま勉強をしなければならないからです。

10人のうち9人が合格する試験と10人のうち1人しか合格できないような試験では、試験対策の内容や勉強時間も全く変わってくるかと思います。

つまり、法規試験の難しさを知ることが勉強のスタートといえます。

 

法規の合格点は、下がることが多い

法規の合格点は、60点から下がることが多いです。

なぜなら、試験の難易度が高く、合格者の人数を調整するためです。

過去10年間の合格点の平均は、54.1点です。

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これは、試験元で公表しているデータなので間違いはない情報です。

ちなみに、過去10年間で最も高い合格点と最も低い合格点は次のとおりです。

  • 最も高い合格点:58点

  • 最も低い合格点:49点

 

合格点は、高いときと低いときで10点近く違うのが分かると思います。

そのため、試験本番で想像以上に問題が難しかったとしても、焦らずに分かる問題から手をつけていくのが大切です。

 

法規の合格率は、ほかの科目に比べて最も低い

法規の合格率は、最近と特に4科目のなかで最も低いです。

過去5年間の合格率の平均は、9.6%です。

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こちらの数値も試験元で公表しているデータなので間違いない情報です。

ちなみに、過去5年間で最も高い合格率と最も低い合格率は次のとおりです。

  • 最も高い合格率:13.7%

  • 最も低い合格率:6.6%

 

 

合格率についても高いときと低いときで7%ほど違いがあります。

さらに近年は、合格率が10%を下回ることが多く、合格率だけで判断すると4科目のなかで最も難しい科目といえます。

 

まとめ: 法規科目について理解を深めたら、勉強しましょう!

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今回のまとめです。

  • 法規は、40%を占める計算問題の攻略が大切

  • 法規の合格点は、下がることが多い(54点くらい)

  • 法規の合格率は、近年は10%を下回る

 

法規科目は、合格率が低く4科目のなかでも難しい科目といえます。試験内容としては、「暗記問題」と「計算問題」に分けることができ、どちらもバランスよく勉強を進める必要があります。法規科目は勉強時間をかけるほど得点しやすくなるので、コツコツと勉強していきましょう。

なお、本格的に勉強を始める前に試験全般の難易度や実績のある勉強法は知っておいた方が良いです。全く同じ方法で勉強しないと合格できないというわけではないですが、勉強の計画を立てるうえでは必ず役にたちます。僕の別のブログでも試験の難易度や勉強法も紹介しているので参考にしてください。

 

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はいっ、今回は以上です。