更新:2021年2月14日
いつもお疲れ様です。イデヲです。
国家資格である建築設備士の話です。
そのなかでも今回は建築設備士の二次試験についてです。
建築設備士の二次試験にこれから受ける人「二次試験に合格するには何をすればよいか知りたい。記述式の対策を知りたい。設計製図の対策を知りたい。講習会は行かないと合格できないの?」
こういった疑問に答えます。
✔本記事の内容
ぼくは、建設業で働くサラリーマンとして現場での仕事を頑張りつつ、建築設備士に合格することができました。
普段、手書きで図面を書かれる方はほとんどいないと思いますが、二次試験(製図試験)では図面を書くことが求められます。抵抗感はハンパないと思います。
ここでは、二次試験の対策について知ってもらえればいいな~と思っています。
建築設備士の二次試験の概要
二次試験にこれから受験される方、若しくは学科試験(一次試験)に合格した方が対象です。
こんな感じです。
建築設備士の二次試験とは?
二次試験とは、いわゆる製図試験のことです。マークシート形式ではなく、全て記述式での回答となります。
建築設備基本計画
計画上の要点を書きます。
こんな感じです。
事前に勉強してきた内容を書き続けていきます。
建築設備基本設計製図
ここは選択問題です。事前に決めて勉強してきた設備を選んで回答を進めていきます。
出題構成は令和2年度から変更されています。過去問をつかって勉強を進めていく場合は、変更された内容を知りつつ確認した方がよいです。変更内容を知りたい方は別ブログで紹介しているので確認してみてください。
受験者は何を選択するか
3種類ある選択問題ですが、ほとんどの受験者は、給排水衛生設備を選択するようです。
空調・換気設備はシステムや考え方が複雑で、電気設備は電気というだけで対抗がある方が多く、消去法で、給排水衛生設備が選ばれやすいと言われています。
このあたりは得意な分野がなければ、給排水衛生設備を選んでしまっても良いかもしれません。
合格基準は?
採点結果は、上位から評価A、評価B、評価C、評価Dの4段階に区別されます。割合は例年こんな感じです。
評価Aのみが合格となるので、二次試験を受けた半分くらいが合格するということですね。
建築設備士の二次試験の対策
二次試験は対策がしにくいです。なぜなら、参考となる資料や解答例があまり存在しないからです。
それぞれ説明していきます。
対策⓵:独学
参考となる資料や解答例がないので、完全な独学が難しいかもしれません。よほどの自身がない限りは、講習会か資格学校に行くのが必須かと思います。
対策②:講習会
JAFMEC(日本設備設計事務所協会連合会)が主催する講習に行きましょう。
なぜなら、ここで渡される資料の内容が、本番の試験でもかなり出題されるからです。
講習会は1日がかりです。講師される方によりますが、説明の仕方はあまり上手とは言えない感じでした。大切なのは渡される資料ですので、ちゃんと持ち帰って、しっかり勉強しましょう。
対策③:資格学校(総合資格、日建学院 など)
お金に余裕があれば、参加してもよいかもしれません。
資格学校は手厚く対応してくれると思いますが、最終的に勉強するのは自分自身なので、それであれば講習会で十分だと思うからです。
迷うのであれば、対策②の講習会で十分かと。
建築設備士の二次試験のアドバイス(設計製図用の持ち物を紹介します)
二次試験の勉強を進めていくうえで、少しアドバイスをしたいと思います。
試験内容について
過去の試験問題は試験元のHPにあるので確認しておきましょう。
解説はないですが、全体的なイメージをつかむことができます。必須問題となる建築設備基本設計は、5行ほどの決められた枠内に記述で書いていきます。
このあたりは、読み手にも分かりやすいように箇条書きで書くのがベターかと思います。(僕も箇条書きを多用しました)
全般的なアドバイス
プランによる内容とプランによらない内容を整理しながら、勉強を進めましょう。
このあたりは、筆記試験や設計製図ともにですが、プランによらない内容は、問題を見なくても回答を進めることが出来るからです。
プランによらない内容では合格できないのではと思われた方もいるかと思いますが、設問で求められている内容であれば全く問題ありません。
僕自身も、6割ほどはプランによらない内容でした。
注意点としては、プランによる内容を書くなというわけではなく、プランによらない内容でも設問で求められているのであれば全く問題ないということです。
当然、プランによる内容を書いた方が、採点者にさらなるアピールにもつながるので、どんどん書いていきましょう。
設計製図で使うもの3選【これだけ試験会場に持っていけばOK】
ここでは、通常使う、“シャーペン”や“消しゴム”の他に設計製図の試験で使うものを紹介します。
なぜなら、実際の試験会場の雰囲気や他の受験者の状況を交えながら説明することで、これから受験する方が少しでも安心して当日の試験に臨めると思ったからです
設計製図の試験会場に持っていくものは次のとおり。
二次試験に一度落ちた体験談
僕が受験したときの話です。
一次試験(学科試験)は一発で合格できましたが、二次試験(製図試験)は1度落ちてしまいました。
そのときの勉強方法の違いについては、これから勉強を進めていく方には参考になると思ったので、まとめておきますね。
講習会の必要性について(2回目で初めて講習会を受講しました)
講習会は、1回目は受講せずに試験を受験しました。
参考となる資料や解答例も少ない中での勉強だったので、今に思えば少し無謀でした。筆記試験の内容や設計製図の部分もまとまりきらず、試験時間も足りなかったです。
これから受験する方は、少し費用の高い講習会となりますが、ここは経費と割りけって受講するのがベターかと思います
まとめ:講習会の資料でひたすら勉強しましょう
まとめです。
講習会は、学科試験の合格発表後に申し込みが殺到し、すぐに満席になる会場も出てきます。
講習会に参加すると決めていても、参加費も高いことから、発表後に申し込みしようとみんなが考えているからだと思います。
合格発表で、合格が確認できたら、すぐに講習会の申し込みをしておきましょう。
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はいっ、今回は以上です。